司書課程は、今年度から史学科の橋本麿美先生を専任教員としてお迎えし、
授業内容のリニューアルを行っています。
今回は、情報サービス演習(2)の授業の一端をご紹介します。
この授業では、情報検索のしくみとその方法について実践的に学んでいます。
特に人物情報や新聞記事、雑誌記事、論文など、
レファレンスの現場で特に必要性の高いデータベースを実際に用いて、
適切かつ迅速に情報検索が行えるよう、訓練を行います。
授業の一環として、国立国会図書館のバックヤードを見学してきました。
普段は入れない書庫内を見学させてもらいましたが、
書架のぎっしりつまったフロアが地下8階まであり、その巨大さに驚きました。
また、図書の補修作業で裏打ちを行っている所などを見せていただいたほか、
学生に馴染み深い雑誌の創刊号なども拝見しました。
図書館の営みがたくさんの人びとの知的生活を支えていること、
またそうした図書館の運営にたくさんのスタッフが関わっていることを目の当たりにして、
学生たちは司書課程への思いを新たにしていたようでした。
史学科では毎年2割ほどの学生が、司書課程を修了して資格を得ています。
司書課程で学んだ情報探索・処理技術は、たとえ司書にならなくても、様々な仕事に役立つでしょう。
図書館や本が大好きだという方は、ぜひ司書課程の履修を検討してみてください。