地域連携

1.我孫子市との協定

  本学は、2007年に我孫子市と「教育ボランティア」に関する協定を結びました。
  これは、「我孫子市のまちづくりの施策の推進と大学の目指す社会との連携や地域貢献活動を目的」とする主旨のもとに、我孫子市内の小中学校へ学生を派遣し、教育補助(学習支援)を行う取り組みです。
  参加した学生からは「子どもたちに臨機応変に受け答えすることが面白いし、勉強になる」などの声が聞かれ、将来、教員を目指す学生にとっても良い機会となっているようです。一方、現場の校長先生からも「児童にとって年齢が近いお姉さんで親しみやすいだけに、きめ細かい指導にもつながる」との好評を頂いております。
  今後も川村学園女子大学は、「輝くあびっ子(我孫子市の子どもたち)」を育むお手伝いに積極的に参加していきます。

2. 豊島区との協定

2015年11月、「街全体をキャンパスに!」というコンセプトに基づき、豊島区と区内7大学が包括協定を結びました。
本協定は教育機能及び福祉の向上並びに世界に開かれた魅力と活力にあふれる豊かな地域社会の創造をめざします。
2015年度、本学は豊島区民及び豊島区で働く方を対象とした英会話教室や公開講座を実施しました。2016年度も同様の活動を行う予定です。

3. 農業女子育成

2015年度より、本学では、あびこ型「地産地消」推進協議会との連携のもと、大学所有の農地を活用した授業「農とくらし/自然を体験する」「農と地産地消/自然を考える」を開講しました。
いずれも半期15回の授業で、ジャガイモ、大根、トマト、ナス、ズッキーニ、さつまいもなど野菜作りを行いました。
女子大生を中心に野菜栽培が一つのブームになっている中、本授業は当初予想を上回る数の学生が受講しました。

4. 我孫子市 手賀の丘ふれあい宿泊通学

大学の地域連携活動の一つとして毎年、我孫子市が実施している「手賀の丘ふれあい宿泊通学」に大学院生2名と学部学生5名が学生ボランティアとして参加しています。ふれあい宿泊通学では市内の小学生が自宅から離れ、2泊3日の共同生活をしながら自立心と協調性を身につける機会を学生たちはお手伝いしました。

詳しい活動は 我孫子市公式ウェブサイトをご覧ください
https://www.city.abiko.chiba.jp/event/event_moyooshi/seishonen/h27_syukuhakutsugaku.html

5. 千葉県立湖北支援学校との連携

2015年7月よりに、千葉県立湖北支援学校の「流通サービス科食品・サービスコース」の専門実習(食品加工)について指導依頼があり、製パンや製菓、加工食品(ジャム)の製造について、助言や指導を行っています。その中でも「ほうれん草のパン」と「スノーボール」は大好評で、定番商品になりつつあります。また、11月には「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」で、本学の猪瀬義明と大坂佳保里が学校と地域のつながりについて講演を行い、活発な意見交換が行われました。


「ほうれん草のパン」と「スノーボール」

6. スポーツ少年団(サッカー)の活動支援

  2012年から毎年,地域のスポーツ少年団(サッカー)を大学に招いて,芝のグランドでサッカーを楽しんでもらうというイベント,名付けて「グリーン・ピッチ・プロジェクト」を開催しています。
  参加した学生たちは,子どもたちと一緒にサッカーを楽しむ「うごき隊」,引率の保護者をもてなす「もてなし隊」,サッカーをしない未就学児と遊ぶ「あそび隊」にわかれてイベントを支援しました。

7. あびこ楽校協議会事業への参加

  我孫子市の生涯学習を推進する「あびこ楽校協議会」の主催事業に,毎年,参加・協力をしています。
  2015年度は川村学園女子大学との共催事業として,小出義雄氏の講演会とランニング教室を開催し,その運営を手伝いました。

8. 千葉県夢チャレンジ体験スクールの支援

  千葉県教育委員会が主催する「千葉県夢チャレンジ体験スクール」の「キャリア教育科学・先端技術体験キャンプ」に,2013年度から学生スタッフとして参加しています。
  宿泊を含めた3日間の日程のなかで,参加者の誘導や生活面・学習面のサポートなど,多くの役割を担っています。

9. 「千産千消フェア」参加

  生活文化学科の学生たちは、我孫子市を中心に千葉県の食材を使った商品開発を進めています。
  2015年10月28日(水)~11月10日(火)、柏高島屋で開催された『千産千消』フェアでは、オリジナルのジャムやソースの販売に加え、これらを使ったパスタ料理がレストランで提供され、また地下の食品街ではお惣菜やお菓子が販売されて完売になるなど好評でした。
  さらに、11月8日のイベントでは、学生たちがジャムやピュレを使って商品開発した焼き菓子を販売し、フェア終了後も問い合わせがあるなど大好評でした。

10. 千葉県アンテナショップ 「ちば I・ CHI・BA」参加

2015 年 11 月 21 日(土)~12 月 19 日(土)に JP タワー・KITTE 地下 1 階で『ちば I・ CHI・BA』が開催されました。 このイベントは千葉のおいしい特産品や伝統工芸品の紹介や観光など、千葉の魅力たっぷりの情報を発信し、千葉の魅力を発見するものです。生活文化学科の学生たちが、我孫子市で大切に育てられたトマトや人参を使って開発したトマトジャム、トマト&ニンジンジャム、グリーントマトソースが地域資源の活用、産学連携で作られた商品として高く評価され、我孫子市の特産品の代表として販売されました。
12月10日は、商品のPRや試食を行うため、学生が参加し、多くのお客様に我孫子の野菜の素晴らしさ、商品のおいしさを伝えてまいりました。また、ハンドベル部も2回の演奏を実施し、「ちば I・ CHI・BA」に訪れたお客様に、その音色で我孫子市をアピールいたしました。


販売を担当した学生達


ハンドベル部も演奏を披露しました

11.鎌ケ谷市との官学連携により地域課題解決に取り組む

 生活文化学科の専門教育科目「地域活性マネジメント論」は,鎌ケ谷市 市民生活部 商工振興課が実施する「鎌ケ谷市観光タウンミーティング」と連携し,鎌ケ谷市の観光振興と地域の課題解決のお手伝いをします。

 「鎌ケ谷市観光タウンミーティング」とは,市内の住民や事業者が自発的に観光振興に取り組むことを目的に,さまざまな主体がアイディアを出し合う事業で,平成25年度から実施しています。

 2018年度は,授業を履修している学生が鎌ケ谷市内の“まち歩き”をとおして,訪問した店舗のPRチラシを作成し,また学生が撮影した鎌ケ谷市の魅力を伝える写真をSNSに投稿,そして最後は成果の発表会を開催します。