臨床心理学主体のカリキュラムの大学が多くなりつつある中で、発達心理学、社会心理学、認知心理学も基礎からしっかり学べ、それぞれの領域を深めることが可能です。このような幅広い学びがあるからこそ、カウンセラーだけでなく多様な仕事に就くことができます。近年、心理系公務員合格者が増えているのも、複数の領域がしっかり学べるからです。
心理学の学びを社会に活かしてもらうことを目指しています。大学院があるので、国家資格「公認心理師」だけでなく「臨床心理士」の資格取得がスムーズで、カウンセラー等の臨床業務で心理学を社会に活かすことが容易です。「社会調査士」を取得してビジネス分野で心理学を活かすことも可能です。近年、公務員心理職として心理学の学びを社会に活かす方が増えています。
実験・実習科目が豊富に開講されています。座学ではできない「体験を通した」深い学びができます。実験・実習中に、楽しくかつ他受講生と協働しながら問題解決体験をします。そして、実験・実習体験を各自がレポートにまとめる過程で、自力で学ぶ習慣がつきます。コミュニケーション力や情報処理能力が同時に高まります。
心理学以外の幅広い知識を学びつつ心理学の基礎の講義があります。そして学び方の基礎も基礎ゼミナール等で習得します。さらに国家資格である公認心理師科目の心理実習(入門)を開講しています。公認心理師を意識している学生は1年生の時から座学では得られない経験をすることができます。
心理学科の中心的科目の1つである心理学実験が開講されます。この科目を履修することで、『体験を交え』心理学的な測定、測定データの分析、分析データをレポートとしてまとめる基礎を習得します。また専門科目の履修も増え、社会調査士の資格科目(たとえば心理調査法概論等)も開講されます。
ゼミ(心理学ゼミナール)が始まります。1~2年で学んだ心理学の知識と測定・分析技法を、自身の学びたい研究領域で活用します。同時に新たな専門科目の履修で知識を深めつつ、資格関連科目(たとえばアンケート調査法や心理実習(基礎))で今後の方向性も見据えます。
4年生になると、就職活動と並行しながら卒業論文作成を本格的に行います。その際には1~3年で学んだ知識に基づき、観察・実験・検査・調査・面接等の測定技法を駆使したデータ収集、そのデータの統計的手法による解析が求められます。加えて公認心理師を目指す方は心理実習(応用)で複数の現場実習を行います。
取得可能な資格
資格取得の支援
心理学科と資格