教育学部
幼児教育学科
Department of Childhood Education
※2025年度(令和7年度)以降学生募集停止
我孫子キャンパス

3つの学び

幼稚園教諭と保育士に必要な知識や技術の習得

幼稚園教諭と保育士のカリキュラムを連動させ、免許・資格に必要な基礎知識と技術を徹底して身につけます。乳幼児の心身の発達や保育方法に関する知識、保育者として子どもに関わる心構えや態度、音楽・造形・運動・児童文化等の技術を学び感性を育てます。

実践授業で子どもとふれあい学びを深める

保育現場を想定した実践的な授業を1年次より行います。それをもとに、大学に隣接する附属保育園でのふれあい体験や一日保育士体験を経験します。子どもと実際に直にふれあう中で気づき考え、保育の学びを深めます。

現役の保育者や地域の方々とともに学びあう環境

現役の幼稚園教諭や保育士を講師に迎え、現代の保育現場における状況、保育の専門性やおもしろさ等を幅広く学びます。また地域や自治体との密接な連携により、年間を通して多種多様なボランティア活動を行い、地域の方々とともに活動しながら保育について学びあいをさらに広げます。

学びの流れ・卒業論文

学びの流れ

1年次

多様な<ひと・もの・こと>に出会い、子どもと共に生きることのできる自覚ある保育者としての意欲と心構えを持ちます。「保育内容の理解と方法(音楽)(造形)(運動)」をはじめとする実技や「保育者論」、「保育の心理学」など、保育の基礎知識を学びます。幼児教育体験学習では附属保育園で実際に子どもと関わる機会があります。

2年次

すべての<ひと・もの・こと>に感謝できる保育者を目指して、健康、人間関係、環境、言葉、表現や保育の内容における計画・指導・援助の方法など指導法を学び、実際の保育について理解し、基本的な実践力を身につけていきます。保育実習Ⅰ(保育所)があり、現場での<ひと・こと・もの>から深く学びます。

3年次

<ひと・もの・こと>を活かし、幅広く実際の保育に対応できる応用的な実践力を身につけます。また「幼児教育演習」ではそれぞれの興味・関心に応じてゼミナールに所属し、多角的に問題を発見し解決する力などを習得していきます。「保育実習Ⅱ(施設)」、「保育実習Ⅲ(保育所)」と「教育実習一次(幼稚園)」があります。

4年次

<ひと・もの・こと>をさらに活かしこれまでの学習や、実習の総まとめとして「保育・教職実践演習」、さらに「卒業研究」に取り組みます。4年間の振り返りと将来への準備を行います。また教育実習二次(幼稚園)があります。

卒業論文について

【卒業研究テーマの一例】
  • 児童虐待の保護者支援について
  • 3歳児の手指の発達を促す布絵本の制作
  • 映像分析から考える子どもの運動状況の変遷 〜ジブリ映画「となりのトトロ」「崖の上のポニョ」の映像分析から令和の子ども達の運動を考える〜
  • モンテッソーリ教育における教具についての一考察 −観察記録に関する分析−
  • 赤ちゃんポストの実態−熊本県の慈恵病院の取り組みから−
  • 幼児のリズムダンス創作と指導方法
  • 保育所における夕方の延長保育の実態と課題 〜延長保育の充実に向けて〜
  • 障害児・者スポーツの普及・振興 −一般化を目指すために必要なことは−
  • ICTの活用による保育の質の向上について
  • 日本と諸外国の保育・幼児教育における食育 〜食育と食文化の関係性〜

カリキュラム・PICK UP授業

カリキュラム

PICK UP授業

1年次 保育内容の理解と方法(造形)
子どもが出会う様々な<ひと・もの・こと>について造形的な表現を中心に学びます。実際に楽しみながら五感を働かせて作品を作ることで表現の大切さを知り、現場で生きる知識や技術を体得します。
2年次 乳児保育Ⅱ
3歳未満児の発達と保育について演習と実技を通して実践的に学びます。乳児保育室の赤ちゃん人形を使って抱っこやおんぶ、授乳やおむつ替えなどの保育技術や手作りおもちゃの製作などを行います。
3年次 幼児運動指導法
子どもの運動指導の方法や環境構成について、理論と実践の両面から学びます。実際に運動環境を構成し、模擬的に指導する経験を通じて、保育者としての運動指導のあり方について考えます。

主な開講科目

1年次 保育内容総論
保育所・幼稚園における環境の大切さから、五領域や生きる力について考えて行きます。仲間とともにディスカッションやグループワーク、プレゼンテーションを行いながら、子どもの感性や世界観を理解し、深め、実習につなげて行きます。
1年次 保育内容の理解と方法(音楽)
保育における音楽について学び、歌唱やピアノの基礎技術も習得します。少人数編成のグループ授業と個人レッスンを織り交ぜて展開し、基本から丁寧に積み重ねることを通して、学生自身が生き生きと表現する授業です。
1年次 保育の心理学
人がどのように周りの人や物と関わりながら発達していくのかについて、人の一生における各発達時期の特徴や発達過程を学びます。また自分の子どもの頃を振り返り、ICT等を活用して調べ議論しながら、子どもの発達や学びに応じた保育者の援助や環境構成等を考える授業です。
2年次 保育実習演習Ⅰ
保育士資格課程における最初の保育所実習(保育実習Ⅰ)の目的や方法、実習内容等について学ぶ科目です。実習の心構えや言葉づかい、マナー、保育の記録や計画の書き方だけでなく、4年生による実習報告会や模擬保育を通して実習を実践的に学びます。
2年次 ピアノ演習
クラシック作品の演習を通して、読譜力とピアノの演奏技能の向上を目指します。グループレッスン・個人レッスンを通して幅広い音楽表現の方法を学び、総合的に音楽てき感性を養います。ピアノの連弾も経験し、アンサンブルの基本、音楽する喜びを味わいます。
3年次 子どもと運動
保育者に必要な運動指導の専門的知識や指導方法・環境構成の方法について、実際に身体を動かしながら学んでいきます。保育者の視点からはもちろん、時には子どもの気持ちを想像しながら運動を楽しむ心を養います。
3年次 教育実習演習(事前・事後指導)
幼稚園実習に行くための準備を行うとともに、実習から戻ってきた後に学びを振り返る科目です。幼稚園実習に行く前には、幼稚園の先生の仕事内容や子どもの様子、援助の方法や実習の記録など、実習に必要な基礎知識や技術を学びます。実習から戻った後は、実習を振り返る中で課題を見つけ、次の実習に向けて準備をしていきます。
3年次 子どもの食と栄養
乳幼児期を中心として、子どもの発達に応じた食の特徴について学び、保育者の立場からどのような支援ができるのかを考えていきます。実習では、実際に離乳食の調理や観察、調乳などをおこない、保育現場に必要な食の知識や技術を身につけていきます。
4年次 保育・教職実践演習(幼稚園)
保育士実習、幼稚園実習の全てが終わった4年生後期に受講する科目です。実習全体を振り返り、先生になるための最終準備をおこないます。授業では、保育所や幼稚園の保育内容や援助方法、カリキュラムなどを総合的に確認し、保育士や幼稚園の先生としての意識を一層高めます。自身の課題を明らかにして希望する園への就職を目指します。

就職・資格・進路状況

卒業生の就職・進路状況 ※2024年3月卒業生

就職率
100
就職率:就職希望者に対する就職者の割合
2024年5月1日現在
業種別割合
職種別割合
主な就職先(過去3年間)
公立幼稚園・保育所・認定こども園: 荒川区/品川区/渋谷区/新宿区/柏市/白井市/成田市/船橋市/牛久市/河内町/つくば市/守谷市/新潟市/延岡市/本部町 など
私立幼稚園・保育園・認定こども園: 川村学園女子大学附属保育園/暁幼稚園/足立みどり幼稚園/市川学園西の原幼稚園/牛久めぐみ保育園/柏こばと学園/常盤平幼稚園/東あびこ聖華保育園/みどり流星こども園/守谷ひばり幼稚園/竜ヶ崎みどり など
社会福祉・介護事業: 房総双葉学園/尚恵学園/筑波愛児園/野田芽吹学園 など
一般企業ほか: エイジェック/つくば市農業協同組合/ベネフィットジャパン など
資格取得

取得可能な資格

幼稚園教諭1種免許状/保育士資格

◆学芸員
◆図書館司書
◆医療秘書実務士
※「◆」はカリキュラム内容によっては取得できない場合もあります。

資格取得状況※2023年度実績

  • 幼稚園教諭1種免許状 37名
  • 保育士資格取得者 43名

就職実績

  • 幼稚園教諭 6名
  • 保育士 14名
  • こども園(保育士・幼稚園教諭) 5名
  • 公務員(保育園)正規 6名・非常勤 2名、(幼稚園)正規 1名、(こども園)正規 1名
  • 学童指導員・支援員 2名
  • その他 6名

Interviewインタビュー

 

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