今年の夏は、大変に暑い日が続いておりました。そんな中、本学科1,2,3年の学生たちが、富岡製糸場見学会に行って参りました。平成26年にユネスコから世界遺産登録を受けた富岡製糸場は、群馬県富岡市にあります。この製糸場は、明治時代に建てられ、最盛時においては世界の製糸産業と比べて、品質や量ともに、優れた製糸技術を誇っていました。今回は見学会の様子を紹介させていただきます。
富岡製糸場は、現在は操業していませんが、操業当時にはいかに盛んであったか、実際に行ってみてよくわかりました。またこの場所は、製糸場に関わる人たちや、町の人たちにとても大切にされていました。
写真で一部を紹介しますが、いろいろ勉強してきました。富岡製糸場はとても好い世界遺産でした。
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バスの中
東京と群馬間の移動は帝産観光バスさんにお世話になりました。安全に行きと帰りを運転していただいた
西本さん、やさしいガイドをしてくださいました岩崎さん。ありがとうございました。
こんにゃくパークでお昼をいただきました。
富岡製糸場の近くに、こんにゃくパークがあります。このパークで昼食をいただきました。すべて無料のこんにゃく料理は、ラーメン、焼きそば、煮物、揚げ物といろいろな味付けで楽しむことができました。パーク内には、こんにゃくの工場見学や、自分でこんにゃく作りのできる体験コーナーもあり、学生たちはお土産も買いました。とても大きなパークで、いろいろ楽しむことができました。
富岡の町を歩きました。
バスから降りて、富岡の町を歩きました。この日は東京も暑かったのですが、それ以上に富岡は暑かった。学生たちはへとへとです。ただ、町の人たちは汗だくといった風もなく、さわやかそうに過ごされていたのが、驚きでした。この日は定休日というお店が多かったので、富岡ならではのいろいろなものを見たり買ったりできなかったのが、残念でした。
商工会議所でお話を伺うことができました。
富岡商工会議所で富岡製糸場の歴史などの説明をうかがうことができました。説明は富岡市世界遺産部観光おもてなし課 石田明久課長がご担当くださいました。
富岡製糸場の歴史も教えていただきましたが、富岡市の現状や将来に向けての計画など、いろいろなお話をきくことができ、勉強になりました。説明の後、質問の時間もありました。教員だけではなく、学生も質問させていただき、有意義な時間になりました。
富岡製糸場のレンガはとても印象に残りました。
いよいよ、富岡製糸場に到着です。学生の人数が多かったため、三班に分かれてガイドさんにご説明いただきました。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、建物のレンガがとても美しく、印象的でした。当時はレンガを造って、さらに建物の壁にするという技術は日本にはなかったそうです。このレンガは海外からの技術者の指導を受けた日本の職人さんたちが、懸命に作ったものだそうです。レンガだけではありません。水道や道の整備などのインフラ整備や、モノそのものが現代よりも十分ではなかったはずです。その時代の懸命な、立派な仕事ぶりに思いをはせました。
ガイドの「マッサン」です。
オレンジ色のシャツの方が、ガイドを務めてくださったお一人、マッサンです。ガイド歴がどのくらいか、うかがわなかったのですが、大変に面白く、楽しい説明をしていただきました。ありがとうございました。これから製糸場に行く予定のある方は、ガイドさん、絶対にお勧めです。ただ通り過ぎてしまいかねない場所も、ガイドさんに説明いただいて、その歴史的な価値がよく理解できます。
実は富岡製糸場の楽しさは、このガイドさんあってこそなのではないか、と思うほどです。この日に伺った説明からは、この製糸場に関わる人たちが、どのくらいこの場所を大切に考えて、守っていらっしゃるのるか、また未来につなげようと努力をなさっているのかがよくわかりました。
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富岡製糸場をめぐる見学会は無事終了しました。ここにお世話になった皆様に、深く感謝申し上げます。
大変、お世話になりました。