7月25日(土)のオープンキャンパスで史学科は2つの体験授業を用意しています。
1つ目は、近世フランスを舞台にした「首飾りと大砲-国家の本当の負担は何か-」です。18世紀末に起こるフランス革命に人々を向かわせたのは果たして何だったのでしょうか。この問題を考えるには、革命前の旧社会(アンシャン・レジーム)の実態を確認しておく必要があります。それはマリー・アントワネットからイメージされるような絢爛豪華な宮廷文化の世界だったのか。それとも戦争に明け暮れた悲惨な世界だったのでしょうか。
マリー・アントワネットの肖像画
Louise Élisabeth Vigée Le Brun [Public domain], via Wikimedia Commons
2つ目は「刀剣乱舞の日本中世」です。ちまたでは日本刀がブームです。個々の刀やその持ち主について関心があったり、詳しい知識を持っている方も多いかもしれません。この授業では日本刀を切り口に中世とはどのような社会だったのか考えてみましょう。日本刀の出現は平安時代で、中世初めに当たります。どうしてこの時期に日本刀が出現したのでしょうか。人々の戦い方はどのように変化したのでしょうか。そして中世人にとっての刀とはどのような存在だったのでしょうか。刀剣と中世社会との関係を探っていきましょう。
日本刀
By http://www.flickr.com/photos/hawk684/ via Wikimedia Commons
体験授業のほかにも史学科の在学生に学生生活についてなんでも聞ける「先輩に聞いてみよう」、教職員が個別に対応をする「学科別相談」、「なんでも相談」、「AO入試事前相談」もあります。
これまでの体験授業の様子
8・9月のオープンキャンパスでも引き続き体験授業を行います。日程と体験授業のタイトルは以下のようになっています。概要については「OPEN CAMPUS 史学科 体験授業」をご覧下さい。7月25日には来られない方、7月25日に参加してさらに関心を深めた方のご来場をお待ちしています。
8月 7日 古代エジプトのヒエログリフを解読 高橋先生
醒めた炎・桂小五郎-幕末男子の育ち方1- 西川先生
8月 8日 武将の花押スタンプを作ろう 辻先生
なぜ卑弥呼の使者は中国で大歓迎されたのか 高津先生
8月21日 竹簡を作ろう!! 高津先生
火の玉攘夷・久坂玄瑞-幕末男子の育ち方2- 西川先生
9月13日 博物館で働くには 二上先生
ぬいぐるみの下剋上 生井澤先生