授業紹介:西洋史演習(1) 西洋中世史ゼミ

続いての演習紹介は、金尾健美先生の西洋史演習(1)です。

 

この演習では西洋史(ヨーロッパ史)のなかでも中世を中心に、近世にかけての時代(5ー17世紀)を扱っています。早速学生にゼミの紹介をしてもらいましょう。

 

 

「西洋史演習?何をするの?」

 

ゼミがどこか聞かれて答えた際に最初に言われた言葉です。皆さんも「金尾ゼミは何をしているのだろう?どんなことが学べるのだろう?」と疑問に思っているのではないでしょうか。ここでゼミの内容を少しでも理解して興味を持ってもらいたいと思います。

 

内容は前期と後期で異なり、前期はフランス史についての英語の文献を皆で読み進めていきました。今年の金尾ゼミの学生数は4人!少し教室が寂しいですが、分からないことがあると先生にすぐ質問できるのが少人数の良いところ、団結力も他のゼミよりあると自負しています(笑)。

 

そんな少人数の授業なので一回の授業の中で何度も順番が回っていきます。そうです、予習が欠かせません!一度でも予習を忘れてしまうとついていけず取り残されてしまいます。私も英語は苦手なので、前期は必死で予習をこなしました。

 

しかしいくら予習したとはいえ自分の訳と正しい訳が全く違うことも…。そんな時、金尾先生は優しく手助けをしてくれます。難しい英文の文法、イタリックで書かれている専門用語の説明や綺麗な訳文の作り方などを私達が理解するまで何度も分かりやすく教えてくれます。

 

後期では前期とは変わって個人の発表がメインになります。金尾先生が選んでくださった論文の要約の発表から始まり、徐々に自分が卒論でやりたいテーマに沿った発表に変わっていきます。ここでは自分の少しでも気になるテーマをどんどん調べて発表に臨むのが良いです!

 

「このテーマで卒論をやってみたいけど自信がない…」「そもそも卒論のテーマが決まらない…」「文献探しがうまくいかない…」そんな方でも大丈夫!金尾先生はこういった悩みもしっかり聞いて下さり、史料や文献の探し方からレジュメのまとめ方、更には今後の卒論の方向性まで的確なアドバイスを下さります。もし悩んでしまったらどんどん先生に相談すると良いですよ!

 

ちなみに今年の個人発表のテーマとしては、「中世フランスの王と貴族」、「プロイセンの兵士の日常生活」などがありました。

 

ゼミは決して楽ではありませんが、その分自分の為になっていると実感することが出来ます!どんなに大変でもこれが今後の自分の成長に繋がると思えば自然と頑張れちゃいますし、金尾先生もそれに対して優しく手助けをしてくださいます。ゼミ生同士で相談なんかもできちゃうのも良いところです。

 

 

なお西洋史の分野では近現代史を扱う西洋史演習(2)も開講されており、今年度は非常勤講師の高林陽展先生が担当しています。