博物館で働く 1

みなさん、学芸員の仕事に興味や憧れはありませんか?

史学科の学生の多くが学芸員資格取得のために頑張っていますが、今週から1月末にかけ、史学科の卒業生で実際に博物館で働いている先輩の今と、寄せられたメッセージを紹介していきます。

 

第1弾は 千葉県立房総のむらの学芸員、E.Hさんです。

 

私は、川村学園女子大学史学科を卒業し、現在、千葉県立房総のむらの学芸員として働いています。川村では教職と学芸員資格を取得し、大学で学んだ歴史や教育の知識を活かせる職業として、学芸員の道に進みました。

房総のむらは、千葉県内に伝わる伝統的な生活様式や技術を、来館者が直接体験することを通して学ぶ「体験博物館」です。私は、主に体験演目の立案と実施、校外学習で来館する児童への授業などを行っています。

さらに今年は、人生で初めて企画展を担当しました。テーマを決めて調査・研究を行い、資料の借用や図録を執筆するなど、準備に多くの時間と労力を費やしました。展示準備は大変でしたが、会場へ足を運び、熱心に展示をご覧になる方々の姿を見ると、本当に嬉しく、苦労が報われる思いでした。

企画展は私一人の力ではなく、調査に協力して下さった多くの方々や、同僚学芸員達のサポートがあったからこそ、作り上げることができました。学芸員の仕事を通して、人と人とのつながりや縁は、とても大切なものだと感じています。皆さんも、人との縁を大切に、夢に向かって進んでください。

 

企画の解説をしている様子です
企画の解説をしている様子です

 

年内のブログはこれで最後となりますが、新春の更新を楽しみにしていてください。