川村英文学会大会

9月16日(土)、川村英文学会大会が行われました。

川村英文学会とは、国際英語学科の学生・卒業生・教職員を会員とする学会です。学科の同窓会も兼ねています。年報『川村英文学』を発行し、年次大会では学外の講師による講演会を開き、卒業生を招いて卒業後の体験を話してもらっています。

特別講演として、武蔵大学教授の佐藤繭香先生に「女性にとっての参政権の意味を考える―映画『未来を花束にして』を題材に」 と題して講演していただきました。イギリスにおける女性参政権運動を率いた団体の1つである女性社会政治同盟(Women’s Social and Political Union, WSPU)が参政権獲得のために行った戦闘的手段(ミリタンシー)をたどり、その手段が正当なものだったのかを問う講演でした。

学生もメモを取りながら真剣に聞きます

卒業生スピーチでは今年大学を卒業した2人の卒業生に大学生活や現在の仕事について話してもらいました。1人はセルフエステの仕事を、もう1人は東京都の教員をしています。大学時代にさまざまなことに挑戦すること、また、就活の際は自己分析をきちんとし、自分が働いているところをイメージできるような仕事を選ぶことの大切さを述べていました。大学を卒業して半年弱ですが、2人とも立派な社会人の顔になっていました。

卒業生スピーチ①

卒業生スピーチ②

最後に、就職活動を終えた4年生が自身の就活の経験について話してくれました。自分が何をやりたいかがわからない状態から、ある会社に内定を取るに至るまでの過程は非常に興味深いものでした。大学のサポート体制についても述べてくれました。

就活には自己分析が大切

佐藤先生の講演、卒業生スピーチ、そして4年生の就活体験など、長時間にわたり盛りだくさんの内容でしたが、在校生はみな熱心にそれぞれの話を聞いていました。

ゼミ担との再会

夏休み中の最後のイベントが無事終わりました。来年も同様に開催できることを願っています。

(N. Kurabayashi)