オックスフォード研修

9月10日(日)にオープンキャンパスが行われました。

学校説明、学科紹介に続き、菱田信彦先生によってオックスフォード研修に関する説明がされました。先生はこの夏、研究でイギリスに滞在中にオックスフォードを訪れ、研修の様子を見学してきました。

今年度研修に参加している学生と

本学で全学科の学生に開放されている海外研修のひとつであるオックスフォード研修は集中授業「国際コミュニケーション(イギリス研修)」の一環で、8月から9月にかけての3週間実施されるものです。ホームステイをしながら、伝統ある語学学校CIE, Oxfordのインターナショナルクラスに入り、英語を学びます。

特徴的な授業として、テーマレッスンとプロジェクトワークが紹介されました。テーマレッスンはSDGsのようなテーマに沿った音声を聞いたり、短文を読んだりして、それについて自分の意見を述べるという授業です。また、プロジェクトワークはテーマに沿ってグループでディスカッションし、資料や画像などを探して、パワーポイント資料にまとめてプレゼンテーションを行うものです。実際にこの授業を見学した菱田先生は、授業自体が学生主体で行われ、先生はほとんど口を出さないことが印象に残ったということです。これらの授業に必要なのはコミュニケーション力、発想力、進んで発言する主体性、議論をまとめるリーダーシップであるといえます。

クラスの様子

さらに、本研修ではオックスフォード大学の学生との交流会も行われます。授業だけでなく、寮の様子や就活事情に至るまで自由に質問することができますが、自分から質問しないと何も話さずに終わってしまいます。また、授業後に参加できるアクティビティでは、さまざまな地域出身の学生たちと意見や感想を交わし、互いの文化や価値観に触れる貴重な機会を得ることができますが、これにも自分から進んで動こうとする主体性が求められます。

Christ Church訪問

カレッジの食堂にて

菱田先生は、英語の試験でいい点を取れるかどうかと研修で充実した活動ができるかどうかはあまり関係がないということを強調していました。英語力を高めることはもちろん、日ごろから自分の意見を持ち、自ら進んで動こうとする主体性を培っておくことが海外で充実した活動をするコツなのではないでしょうか。

ホストマザーと

今年本研修に参加した学生も充実したイギリス生活をおくることができたようです。

(N. Kurabayashi)