【地域活性イベント論】 陸上競技の「体験会」を開催しました

生活文化学科の専門教育科目「地域活性イベント論」は,地域のなかにある課題解決に取り組む科目です。今年度は,部活動の地域移行を見据えて発足した陸上クラブが継続的に運営する方策を探り,会員を募集するための体験会を実施しました。

授業では,陸上クラブの代表者にクラブ発足の経緯や運動部活動を取り巻く現状などを説明してもらい,部活動の地域移行に対する理解を深めました。

陸上クラブの代表者からお話を伺いました

また,学生たちからの提案で陸上競技の体験会を実施することが決まり,体験会に向けて「陸上クラブ設立に関するグループ」「陸上クラブの会員募集に関するグループ」「体験会の実施に関するグループ」に分かれて,それぞれのグループごとに問題点や課題をKJ法を用いて探り出しました。

KJ法を用いて問題点や課題を考えます

7月23日(日)はいよいよ体験会の本番です。

気温が35℃に迫る暑さのなか,学生たちは受付係,誘導係,救護係,開会・閉会の司会係,各種目の補助係に分かれて体験会をサポートしました。

猛暑のなか,多くの児童・生徒のみなさんが参加してくださいました

種目は短距離,ハードル,投てき,跳躍,長距離の5種目
参加者は2種目を選びます

閉会のあいさつで,司会係の学生が「きょうの体験会,楽しかった人」と言うと,全員の手が勢いよくあがりました。ケガや体調不良の参加者も出ず,体験会は滞りなく終了しました。

陸上クラブにとっては,順調に「はじめの一歩」が踏み出せたのではないでしょうか。

また,陸上クラブの発足や体験会を支えた学生たちも,よき「支援者」となって各自の役割を果たしました。今後もさまざまな場面で人々の学習活動を支える機会があると思いますが,この経験をいかしてもらいたいと思います。