2023年度歌舞伎鑑賞教室に行ってきました

 日本文化学科では、日本の伝統芸能に触れるべく、毎年1~3年生を対象とした鑑賞会を実施しています。令和5年度 最初の鑑賞会は、1年生が対象の歌舞伎鑑賞@国立劇場です。

 今回のプログラムは「解説 歌舞伎の見方」と「双(ふたつ)蝶(ちょう)々(ちょう)曲(くる)輪(わ)日(にっ)記(き) 一幕 引窓(ひきまど)」(中村芝翫さん主演)。「引窓」は寛延二年(1749年)7月に大阪・竹本座で初演された人形浄瑠璃がもとになっています。

 歌舞伎を見るのは初めてという学生も、前半の「解説 歌舞伎のみかた」を通してあらすじや見所を知り、楽しく鑑賞することができたようです。

********学生の感想*********

  • 初めて歌舞伎を鑑賞したのですが、舞台装置の仕組みや言葉の意味、そして演者さんたちの役割などの説明がとても分かりやすかったので歌舞伎の知識がなくても楽しめました。高校生の頃に鑑賞した狂言との違いに気付けて、そこも面白かったです。(M.N)

  • 「引窓」に描かれた義理人情に感動しました。「解説」で回し舞台などのことを知り、役者さんだけでなく、たくさんの人がいて歌舞伎は成り立っているのだと知ることができて良かったです。(M.S)

  • 電光掲示板に語り手の人のセリフが表示されるので、わかりやすかったです。女形の演技を初めて見ましたが、仕草や声のトーンなどが本当に女性らしく、本当に男性なのかと思うくらい綺麗でした。見終わった後に家族にお土産を買って帰ったのですが、好評で嬉しかったです。(M.S)

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 感想を語り合い、お土産を楽しむのも歌舞伎鑑賞教室の醍醐味ですね。

 この歌舞伎鑑賞教室への参加は、日本文化学科一年生の恒例行事となっている課外活動のひとつです。今年度の実施にはいまだ不安もありましたが、それぞれに注意をしながら無事に終えることができました。

 今後も状況を見ながら、日本文化に触れる活動を継続していく予定です。