カナダ留学だより

 春休み中、カナダのビクトリアに1ヶ月半の短期留学(自費留学)をしている観光文化学科2年生から現地レポートが届きました。
*  *  *

 カナダに来て約2週間経ちました。カナダでは日本と同様に、観光客が大変少ないと感じています。私の通っている語学学校はダウンタウンの中にあり、ホエールウォッチングの船が停まる港も近くにありますが、観光をしている人は見あたらず、街で見るのはほとんど現地に住んでいる人ばかりです。

 こちらではワクチンパスポートを常に持ち歩くことが必要で、私はデータとして持ち歩いています。服屋さんのフィッテングルームを借りる時ですら必要でした。日本では、ワクチンパスポートをみせる場面がほとんどないので、不便に感じましたが、安全性の高さも感じました。
*  *  *

 成田空港の国際線ターミナルでは多くのお店が閉鎖されており、お店の方とお話ししたら、緊急事態宣言が出て以来ずっとこの状態のようでした。乗り継ぎの際に利用したバンクーバー空港では、日本よりは営業しているお店が多いものの、まだ閉店中のお店も見られました。

 入国の際は、PCR検査のブースができていたり、パスポートを出す時にワクチンの証明書や陰性証明書を出すなどコロナ禍で手間や手順が増えていました。手間が増えたことに対して何かを言う人はおらず、私自身も面倒に感じることより安全に入国したいという方が強く、あらたな空港の姿を見ることが出来ました。

 カナダでは、ワクチンを3回打ち終えている人が多く、慣れもあってか感染対策が徐々にルーズになってきているという話も聞きます。しかし、私の周りでは日本人のようにマイクロツーリズムをしている人をみかけることはありません。

 現地に移民が多いので、家の周りを歩くだけで様々な人に出会いますし、親切な人が多いです。まだ残りの期間、3年生に向けてたくさん吸収したいとおもっております。

*  *  *

 写真は先日の街の様子と、バレンタインにホストファミリーと作ったカップケーキと、カナダっぽいと思って思わず撮った鮭の標識です。

 N. K.