「社会生活入門(2)」及び「フードビジネス入門」に芳賀優子さんをお招きして

 近年、ダイバーシティ&インクルージョン社会が注目されています。

 生活文化学科では11月18日(木)、11月23日(火)両日、ユニバーサルデザインに関わり、ご自身もlow vision(弱視)でいらっしゃる芳賀優子さんを講師にお招きして、障害の捉え方やユニバーサルデザインの意義についてお話しいただきました。学生からも活発な意見交換があり、共生の本質的意味を学び合いました。

ルーペを使って芳賀さん原案の絵本を読んでもらっています。
芳賀さんが関わっている著書『ユニバーサルデザインの基礎と実践―ひとの感覚から空間デザインを考える』
気さくな芳賀優子さん

学生の感想より抜粋

・社会と個人とのギャップで障害に対して重くも軽くもなることが理解できました。(N.T)

・当事者の話を聞き、当事者と話し合うということの大切さを改めて感じました。(K.K)

・視覚障害の方とどう話したらいいのかわからなかったが、今回お話を聞いて、積極的に話しかけていきたいと感じました。また、心の目線を合わせながら人と接していきたいです。(K.K)

・宅急便の不在連絡票やiPhoneなど、開発には障害のある人も携わり、さりげなく多様な人をサポートするデザインが素敵だなと思いました。(M.S)

・障害は残念なものでも素晴らしいものでもなく、ただ単に事実なため、差別や不便さがあってはならないと思います。その人それぞれに合ったことを提供するのが一番の平等だと思われます。芳賀さんが言っていたように、できないことを前提に支援することは差別なので、その人に合った支援をこれからしていこうと思いました。(N.K)

以上、これからの社会を生きる生活文化学科学生たちの感想でした。