としまコミュニティ大学で講演をしました!

9月11日(土)、豊島区7大学連携協定の一環として行われている「としまコミュニティ大学公開講座」で、千野裕子先生が講演をしてきました。

タイトルは、「恋と冒険の渡航譚―王朝物語文学を読む―」ということで、古典の物語文学における「主人公が海を渡って異国に行く物語」の系譜について読み解いていきました。
扱ったのは、平安前期成立で現存最古の長編でもある『うつほ物語』、平安後期の成立で三島由紀夫の小説にも影響を与えた『浜松中納言物語』、そして鎌倉初期に藤原定家によって書かれた『松浦宮物語』という3作品でした。
個性的なストーリー展開を持つ物語を怒涛の勢いで紹介していった千野先生。参加者のなかからは時折笑いも漏れ、アンケートには「千野先生、男前ですね」という感想もあったとか……。

会場での講演とオンラインとのハイブリッド式での開催でしたが、オンライン参加の方からも質問が出るなど、一体感のある講演となりました!

男前(!?)な千野先生