フィールドワーク演習に参加しました!

ボランティアセンター主催の「フィールドワーク演習」に、日本文化学科の学生5名が参加しました。2月1日から4日まで島根県益田市の津田という地域で、聞き取り調査を行いました。引率は藤原昌樹先生(ボランティアセンター・生活文化学科)、伊藤純先生(日本文化学科)が行いました。また、現地では齋藤哲瑯先生(川村学園女子大学名誉教授)にご協力いただきました。

今回お世話になった宿泊施設は「とよかわの家」です。「とよかわの家」は空き家になってしまった農家を、宿泊できるようにリフォームした施設です。

初日の夜は、ご協力いただいた関係者を招いて鍋を囲みました。参加者全員が初めての島根県ということもあり、島根県の歴史や文化、町の課題について意見交換をしました。

2日目、3日目は本格的なフィールドワークを行いました。津田地区は赤色の石州瓦を用いた漁村の景観を残した地域です。今回は津田地区の方々から2グループに分かれて漁業や農業、正月や盆行事、結婚式やお葬式、神社の歴史、お祭りについてお話を聞きました。今回お聞きした内容をレポートにまとめて、津田の方々に還元していく予定です。

夏は海水浴場として賑わっています。かつては地引網漁で栄えたそうです。現在は漁業者も減少してしまっていて、地域産業の振興が課題だそうです。

お墓や「六斎道」という史跡にもご案内いただきました。お話だけでなく実際の現場を見学することも大切ですね。

津田八幡宮では古文書を見せていただきました。江戸時代の吉田神社から発行された裁許状とよばれるものです。

津田最大のお祭り「津田八幡宮例大祭」は毎年10月18日、19日に行われます。岩見神楽の奉納や神幸祭が行われます。お神輿ともに練り歩く獅子舞は重厚感がありました。

フィールドワーク、交流をとおして、ご協力いただいた方々の暖かさに触れた4日間でした。津田のみなさん、また今回バックアップしてくださいました益田市役所、安田公民館、安田地域づくり協議会、豊川公民館のみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。