教員新刊紹介:『女性労働の日本史』

勉誠出版から、

『女性労働の日本史―古代から現代まで』という本が出ました📖

https://bit.ly/2F7VmM5

この本には、史学科で

日本女性史(1)を担当している伊集院葉子先生と、

日本女性史(2)を担当している辻浩和先生が執筆されています。

 

伊集院先生の論文は、

古代の女性官僚がれっきとした職責を担って働いていたこと、

女性が活躍する社会であったことが日本古代の特質であったこと、

などについて書かれたものです。

辻浩和先生のコラムは、

中世の遊女たちがどんな仕事をして、どれくらい報酬をもらっていたのか、

彼女たちの仕事を支えるスタッフや家族の存在などを紹介し、

遊女たちが自分自身で仕事を裁量できたことを述べています。

本書にはほかにも、古代の女医や、近世陶工村の女性たち、

女髪結、近世の休日、産休制度の形成過程など

余り知られていない女性労働の実態が分かりやすく書かれています。

絵や写真もたくさん使われています。

学生研究室に置いてありますので、

女性史に興味がある人、

4月から「日本女性史」の履修を考えている人は、

目を通してみてはいかがでしょうか✍🏻