文楽鑑賞教室に行ってきました!

12月16日、日本文化学科2年生で国立劇場文楽鑑賞教室に行ってきました。

前半は舞踊演目「団子売」と解説「文楽の魅力」、後半は「菅原伝授手習鑑」より「寺入りの段」「寺子屋の段」という構成でした。

 

※※学生の感想※※

・実際に舞台を見ると、人形の細かな動きに引き込まれた。人間とは異なり、人形を動かすのに3人、動作につく音、声など多くの要素が合わさって1つのキャラクターとして成り立っているのが特徴的だった。人形に物語の人物を演じさせることは、人間が演じることとは明らかに違うもので、感情の表現や立ち振る舞いの差についても、もっと知り比べてみることで、人形だからこそ表現できるものを見つけてみたいと思った。

・老若男女の演じ分ける太夫さんの技術と表現力が素晴らしかった。

・以前、授業で歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」を映像でみたことがある。ストーリーとしては同じだが、表現するためのものが変わると、受ける印象なども変わり、新鮮な気持ちで演目を楽しむことができた。

・初めて文楽を鑑賞した。解説を通して、文楽にはどのような役割の人がいるのか、人形に細かな動作や表現をさせるためには、どのように動かす必要があるのか、感情を表す場面での節回しや三味線の演奏の仕方の違いを知ることができた。実際に鑑賞すると、想像していたよりも人形の表現力が高いことに驚かされた。