東京国立博物館&オペラ「ドン・ジョヴァンニ」

6月30日
2年生は学外見学にいってきました。

午前は東京国立博物館平成館の平常展。
日本古代の考古遺物を観察・撮影して、
「日本史概説(1)」の小レポートを書きます。

学生さんには、ゆるーい顔の埴輪たちが人気でした。
「犬とか鳥はゆるいけど、馬は細かく造られているので、
 大切だったんじゃないか」と鋭い分析をしていた学生も。

女性史に関心のある学生も多く、
国宝の女性埴輪の周りでは、
「裳(巻きスカート)って上着にかぶせて着る物じゃないの?」
「あのイヤリング今でもありそう」
「上着の模様が青海波に似てる」
などなど、マニアックな議論が巻き起こっておりました。

午後は日比谷に移動してオペラ鑑賞。
「ドン・ジョヴァンニ」を観ました。
主人公は、「水より空気より女が必要」と言い放ち、
ヨーロッパ各国で数千人の女性と関係を持ち、
方々で女性を裏切っては泣かせている最低男。
彼が地獄に堕ちるまでの様子を描く、悪漢ものなのですが、
歌も上手で、何となく憎めない、不思議な魅力がありました。

上野も日比谷も、比較的行きやすい場所にあります。
学生のうちに、たくさん見に行ってくださいね。