10月7日、千野裕子先生が公開講座2017「知の旅人~Intellectual Journey~」の初回の講義を担当しました。
タイトルは「光源氏の行方をたどって」。
「光源氏」は『源氏物語』の主人公ですが、平安時代後期に書かれた『狭衣物語』にも何度かその名前が出てくるのだそうです。
『狭衣物語』における「光源氏」とはどのような存在なのか。
物語を丁寧に読み解くことで、ひとつの物語の時間・空間を超える「知の旅」をしていきました!
詳しい内容は、こちらのブログに近日公開予定です!
⇒http://liberalarts-kgwu.sblo.jp/
また、千野先生は9月に単著を刊行しています!
『女房たちの王朝物語論 『うつほ物語』『源氏物語』『狭衣物語』』(青土社)
王朝物語を、主人公たちではなく脇役である「女房」(=貴人にお仕えする女性)たちに注目して読み解いた本です。
これまでの研究をまとめたものですが、「古典文学を専門としない人にも手に取ってほしい」という方針で、分かりやすくするための様々な工夫がしてあるそうです。
「古文が苦手な人にも面白さが伝わるように書きました!」とのことなので、ぜひ手に取ってみてください。
詳細はこちら⇒http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3083