幕末から第二次大戦前後までの日本史は、受験生のみなさんのあいだでもとりわけ人気があります。
本学の史学科では、近代日本政治史研究を専門とする西川誠先生から1、2年生の講義、3、4年生の演習でこの時代について学ぶことができます。その中でも、3年生の演習「日本史演習(3)」では、近代日本に関する史料と論文を輪読し、史料の読解能力を養うとともに、史料・論文の検索方法、研究史などを学んでいます。
西川先生は最近、共著で以下の本を出版しました。
黒沢文貴・季武嘉也(編)『日記で読む近現代日本政治史』ミネルヴァ書房、2017年。
明治・大正・昭和の百年間における主要な日記を取り上げ、その面白さと特徴を分かりやすく紹介した書です。西川先生は第1章「『木戸孝允日記』と『大久保利通日記』――明治新政府を支えた維新の志士」を執筆しています。政治の舞台で活躍した人々は、どのような思いで日々の出来事を記録し続けてきたのでしょうか。是非手にとってみてください。