【授業紹介】特殊実験演習(北原靖子教授)

こんにちは。

そろそろ8月も終わりに近づいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、北原靖子教授の「特殊実験演習」についてご紹介します。

この科目は、心理学科の専門科目であり、また社会調査士取得に対応している科目でもあります。

今年は、一年を通して「相談力」をテーマに、観察・実験・質問紙・面接の各種調査法について学外授業を交えながら、具体的に学んでいきます。

6月末日、附属の保育園児たちが楽しく活動できる内容を工夫しながら、幼児期の考えや行動の特徴について探る実験を企画し、行ってきました。

まずは園児たちとあいさつから始めます。(園児はとっても元気です 🙂 )

大学生は、「カミナリ」・「水」・「おばけ」の役になって挨拶をします。

 

いよいよ実験に入ります。まずはクイズ仕立てで。

音の高さや調べを聴き取って正しい答えを選んでもらいました。

クイズを通してきちんと聴いてもらう準備が整ったところをテーマとなっている子どもの「相談力」について調べます。

七月の課題曲「七夕」を一緒に歌ったあと、次のようにお願いしました。

 

「机ごとに、『お星さまキラキラ』にするか『笹の葉さらさら』にするのか、相談してポーズを決めてそのポーズをしてみて下さい。私たち(学生)が当てるからね。」

 

さて、子ども達はうまく相談できるでしょうか?

 

その後、学生達は、大学に戻り、動画記録を確認しながら園児の行動や発話などから見えてきた事柄を元に、上手に相談するうえで必要な心的機能について考察し、子どもたちをどう支援していけるか検討しました。

5歳と4歳、たった1歳でも随分と様子が違っていました。それを文章で伝えるだけでなく、統計を用いて図表にまとめていきます。

後日、保育園へのフィードバックとして、調査研究の結果をまとめ、発表・報告に伺う予定です。

学生も準備の大切さや、積極的に行動することの大切さを学んだと思います。実習を通して学ぶべきことが多い機会であったと学生達も語っていました。

ご協力いただいた保育園の先生方、園児のみなさまには、貴重なお時間を頂戴し、本当にありがとうございました。