授業紹介:社会生活入門(齋藤美重子先生)―弁護士を招いて労働問題を考える―

5月25日(木)「社会生活入門」講座に、浦岡由美子弁護士と青木知巳弁護士をお迎えして、「仕事をするうえで注意すること」についてお話いただきました。

労働法等の解説を交えて実際の体験談等をお聞きしたり、ディスカッションをして学びを深めました。法律を仕事にしている方の生のお話は、心に迫るものがありました。法律と普段の生活が結びついた瞬間でもあります。

浦岡弁護士と青木弁護士
真剣に話を聴き、メモを取る学生たち
弁護士と学生たちとのディスカッション

最初はお堅い話かと思っていた学生たちでしたが、楽しい弁護士の先生方のお話にディスカッションも盛り上がり、法律と日常生活とのつながりを実感できました。

《学生のリフレクション・シート(感想)抜粋》

●自分が今まで知らなかったこと、知っていてもよく考えていなかったことが理解でき、今後に生かしていきたいと思いました。弁護士さんに実際にあったことなど、様々な例や問題を出してわかりやすくしてくれて、大変ためになりました。また、トラブルに巻き込まれた時に頼れるコールセンターがあることを知り安心しました。今後、自分の理想にあった仕事場を探して、仕事を楽しくできたらいいなと思います。(M.O)

●今まで“弁護士”と聞くと、少し硬くて怖いイメージがあったけれども、今日のお話を聞いて、労働に関することだけでなく、日常の生活で、これはおかしいと思ったら弁護士の方に相談しようと思いました。今後アルバイトをするときは求人票もしっかり見て、雇用契約書と、月々の給料明細もしっかり取っておいて何か問題があったときにすぐ確認できるようにしておこうと思いました。(R.O)

●今日の弁護士さんの話を聞いて、労働をする上で、いろいろな契約や法律があるのだとわかりました。私もアルバイトをしていますが、残業は15分単位ですし、最初の面接で詳しい書類ももらっていないし、有給休暇の話も一切されたことがなかったので、今日初めてそれがよくないことであると知りました。雇ってもらっている側だけれども雇われている人がいるから会社や仕事が成り立っているはずです。自分が悪徳な会社やブラック企業などで働かないためにも、“労働”についての正しい知識を身につけ判断していきたいなと思いました。(M.F)