博物館で働く 3

史学科のブログでは昨年末より、史学科の卒業生で、博物館で働いている先輩の今と、寄せられたメッセージを紹介しています。

今回はその第3弾、ミュージアムパーク茨城県自然博物館のS.Tさんです。

 

ミュージアムパーク茨城県自然博物館で展示解説員として勤務しています。在学中は学校教員を目指していましたが、教員という形以外でも教育には関われると考え教育機関としての博物館へ就職しました。

 私が勤務するミュージアムパーク茨城県自然博物館は、自然科学や自然史に関する常設展示を中心とした誰もが楽しく学ぶことのできる博物館です。

 幅広い年齢層のお客様が来館される中、最も来館者に近いところで働くのが私たち展示解説員です。受付や館内の案内、毎日行う展示ガイドツアーなどが主な仕事で、より楽しんで頂けるガイドのために職場の先輩方に倣って未だ勉強の日々です。また、多くの方が参加されるガイドツアーでは展示物についての知識はもちろん、どのような方ともにこやかに会話ができるコミュニケーション力が必要と感じています。

 当館では、学芸員もお客様へのガイドツアーを行っています。学芸員を目指す皆さん、博物館では、展示や専門分野の知識だけでなく多くの人と関わるためのコミュニケーション力もきっと必要になるでしょう。私にはとても大変なことでしたが、それ以上に楽しいことでした。ぜひ頑張って「博物館で働く」夢を、実現させてください。

博物館の展示です。迫力満点です!
博物館の展示です。迫力満点です!