★日本文化学科教員紹介★

はじめまして、及川祥平です。今年度から日本文化学科に参りました。
専攻は民俗学。民俗宗教や口承文芸、近・現代の世相と日常生活の変化について研究しています。
よろしくお願いします。

さて、「民俗学」と聞いて、皆さんはどういうことをする分野だとイメージされるでしょうか。民俗学は基本的にフィールドワークと称して各地に調査にでかけます。
その関係だと思いますが、どういうわけか、民俗学者は漫画やドラマの主人公にされることがたまにあるようです。現地調査先で不可解な事件に巻き込まれて華麗に謎を解く、などというものもあるみたいですね。

民俗学のほんとうのフィールドワーク先でそんな事件が起きることはまずありませんし、大冒険もしません。しかし、現地調査が驚きと発見にあふれていることは間違いありません。それまで知らなかった現実に出会うことは本当に楽しいものです。

皆さんも、興味のある事柄をみつけたら現地に出かけてみてください。現場にたち、現物をみて、当事者や関係者と出会い、その言葉に耳を傾けてほしいと思います。きっと書物から得られる知識とはまた違うなにかを、つかみ取ることができるでしょう。

学ぶことに専念できる時間をどうか大切にしてください。僕も精いっぱい皆さんの学問のお手伝いをしたいと思っていますので、自分の興味関心を全力で深め/広げてほしいと思います。

nihon_news20160513