8月7日・8日 オープンキャンパス 史学科体験授業のご案内

8月7日(金曜日)・8月8日(土曜日)の2日間に行われるオープンキャンパスでは、それぞれ2回の体験授業を予定しています。我孫子キャンパスに足を運んで下さる皆さんには、関心のある授業にぜひ参加してみてください。

 

また両日とも、参加者にも作業をしてもらう参加型の授業を1つずつ用意しています。歴史の勉強は座って先生の話を聞くだけではありません。

 

 

8月7日の参加型授業は「古代エジプトのヒエログリフを解読」です。眺めているだけでも十分楽しめる、この象形文字の解読の歴史をたどりながら、参加者の皆さんにも解読の一部にチャレンジしてもらいます。古代エジプトの言葉はとても難しいのですが、基本的な仕組みとなぜ難しいのかを分かってもらいたいと思います。

 

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ヒエログリフ解読のきっかけとなったロゼッタストーン

 

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高橋先生によるヒエログリフに関する授業の様子

 

 

8月7日の2つ目の授業「醒めた炎・桂小五郎:幕末男子の育ち方1」は、桂小五郎(のちの木戸孝允)の活躍を追います。禁門の変で薩摩・会津連合に京都を逐われた長州藩士、桂はその後、薩長同盟の締結に奔走します。幕末の歴史が大きく動いた瞬間に桂はどのような役回りを演じたのでしょうか。この授業では桂の冷静な判断を文書からたどります。幕末史と桂について様々なイメージをお持ちの方も多いと思いますが、この授業では桂の実像に迫ってみましょう

 

 

 

8月8日の参加型授業は「武将の花押スタンプを作ろう」です。日本中世の人々はそれぞれ、花押(かおう)とよばれるサインを持っていました。博物館で古文書を見ると、その最後のほうに必ず花押が書いてあります。この授業では戦国武将の花押をいくつかとりあげ、スタンプを作ってみましょう。

 

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反転させた花押のコピー、ゴム、カーボン紙、彫刻刀などを使います。

 

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小さくて見づらいですが完成したもので押してみました。

詳細はオープンキャンパス当日に。

 

 

 

8月7日の2つ目の授業は「なぜ卑弥呼の使者は中国で大歓迎されたのか」です。ご存じ『魏志』倭人伝には、邪馬台国の使者が中国で皇帝から大いにねぎらわれたこと、そして卑弥呼が外国の王として最高の評価を受けたことが記されています。でもなぜ、中国は、未開のちっぽけな島国にそれほどの熱い視線を注いだのでしょうか。当時の東アジア全体の情勢や中国の人々の世界観を手がかりに、その理由を考えてみましょう。

 

 

 

8月後半と9月のオープンキャンパスでも以下の体験授業を予定しています。8月7日・8日にいらっしゃった方もそうでない方もお待ちしております。

 

8月21日 竹簡を作ろう!!                           

      火の玉攘夷・久坂玄瑞-幕末男子の育ち方2- 

9月13日 博物館で働くには                           

      ぬいぐるみの下剋上