新入生オリエンテーション(埼玉県行田市)

4月4日に新入生オリエンテーションを実施しました。史学科では例年、日帰りのバス旅行を行っています。今年の行き先は埼玉県行田市でした。お目当ては、日本史の教科書でもおなじみのワカタケル大王の名を刻んだ鉄剣が出土した「さきたま古墳群」、そして石田三成の水攻めに耐えぬき、映画『のぼうの城』で一躍有名になった「忍城」です。

 

午前中に訪れた忍城址では満開の桜が出迎えてくれました。現在は行田市郷土博物館となっており、戦国時代から江戸時代に関するものだけでなく、古代から近代に至るまでの品々が並べられています。

 

お昼は熊谷市内のホテルでバイキングです。さっそく打ち解けた新入生同士で会話が弾みました。

 

午後は、さきたま古墳公園に向かいました。博物館では国宝の金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)をはじめ、馬具・馬冑、埴輪といった展示物をみました。古墳の周りを整備した公園では、やはり満開の桜の中、いくつかの古墳を間近で見たり、上ったりして、その大きさを体感しました。

 

時折、雨もぱらつきましたが、おおむね天候に恵まれ、目と体で日本の歴史を楽しむ一日となりました。大学での勉強は、講義を聴いたり、本を読んだりする座学が中心になりますが、史学科では時折、大学を飛び出して、様々な見学を行います。