今回は、生活文化学科の授業紹介をします。
生活経営学のフィールドワーク (柚木)
今年の「生活経営学」の授業では、食事は誰が作っているのか、
どのような家電製品を用いているのか等、生活の中の食生活に焦点を当てた授業を行いました。
6月25日、授業の一環として、柏の高島屋デパ地下へフィールドワークに出かけました。
受講生の印象記の一部を紹介してみよう。
“デパ地下”は、今や無くてはならないものに
平日の昼時だったこともあり客層のほとんどが主婦の人や年配の女性が多かった。
フロア全体を見て回って感じたことは、どの店舗を見ても皿に盛られている惣菜が
見やすく展示してあってどれも美味しそうに見えた。
直接匂いを嗅いだわけではないけれど見た目だけで食欲がそそられるような工夫がされており、
また、お店一押しのものなどは少し凝った展示の仕方で目立つようになっていた。
おつまみになるような物の傍にはビールが置いてあって、
より一層惹かれるものを感じた。
食事の場面設定などが勧められていると、独身男性などでも気軽に立ち寄りやすいのではないかと感じた。
また、積極的に声かけしている店員さんや、試食コーナーなどもあり、
献立に悩んでいる人には手助けになるのかなと思った。
普段の買い物とは違う視点で見学
B1フロアに入っているお店の数は40種類ほどあり、和洋中なんでもあり目を奪われた。
どのお店もショーケースの中にきれいに盛り付けをしてあった。
ディスプレイで特に目を引いたのが「まつおか」というお店である。
エスカレーターを降りてすぐの目の前でとてもインパクトのあるディスプレイであるが、
焚き火に大鍋が乗せてある、田舎風のディスプレイで更に美味しそうに見えた。
また、そばに置いてある生ビール風の飾りは、夕方に来店する人々の心を
掴んでいるのではないかと感じた。
大変短い時間でしたが、現在の食生活にはなくてはならない存在となっている
デパ地下へのフィールドワークによって、食生活をめぐるお金と時間をテーマとした
今期の生活経営学の授業は無事終了しました。
生活経営学の授業では、生活経営に及ぼす家電の影響や家族の変容に伴う
家事の担い手のあり方など、現在日本の家族の抱える問題を様々な視点から扱いました。
受講生たちはそれぞれの考えを活発に発言し、驚きと笑いの絶えない授業でした。