「博物館資料保存論」の授業では、資料の保存方法や保存環境づくりなどについて学びます。 今回は、“千葉県立房総のむら” 事業課に勤務される、本学史学科卒業生の萩原衣美さんを特別講師にお招きして、野外博物館についてお話をうかがいました。 |
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房総のむらでは、伝統的な生活様式や技術を来館者が体験することをとおして、歴史や文化を学ぶことを目指しています。
広い敷地内には里山の植物などを保存し、来館者が自然を親しむことができるように手入れしています。 手入れは業者に依頼するだけでなく、スタッフ総出で行うこともあります。 |
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国重要文化財を含む多くの施設は、屋外にあるだけに、台風や地震などの自然災害によってダメージを受けやすく、修復することもたびたびです。 しかし修復は、建築方法を見ることができる機会でもあります。作業の内容によっては、来館者に体験してもらうこともあります。 房総のむらは体験博物館ですので、資料は保存するだけでなく、実際に活用もします。 |
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“勾玉づくり”や、房総の郷土料理“太巻き寿司”、“千代紙ろうそく作り”などのさまざまな体験プログラムを用意しています。 子どもからおとなまで幅広い年齢層が訪れる博物館となっています。 |
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講義の後は、質疑応答です。 スタッフはいつ研究しているのか? 米作りや収穫体験などのプログラムがあるが、スタッフが技術を習得して行うものなのか? ひとつひとつ、丁寧に答えてくださいました。お忙しい中、ありがとうございました。 これからもお元気でご活躍ください。 |