生活創造学部のSDGsの取り組み:生活文化学科 

 生活創造学部ではSDGsの精神を柱とした、生活や文化に関するさまざまな活動を行っています。今回も生活文化学科のSDGsの取り組みについて紹介します。

 SDGsとは、「持続可能な開発目標」として17の目標を設定していますが、生活文化学科の事例として、目標12「つくる責任つかう責任―食品ロス」を紹介いたします。

持続可能な消費と生産のパターンを確保する

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/から引用

 生活文化学科は、栄養士養成を目的としていますので、調理実習や食品加工等常日頃から食材に向かい合います。そして、食品ロス等に関心を持ち、食料廃棄や廃棄物の削減などから地球環境を守り、生産や消費活動において資源を有効活用していくための方法を検討しています。

 以前より千葉県我孫子市の地元農家さんと一緒に産・官・学連携、地域連携等に取り組み、食品ロスに着目して「商品開発」をしたものがあります。

我孫子駅前に設置されている「文人たち」の碑

 

 大正時代の千葉県我孫子市の手賀沼のふもとには、白樺派と呼ばれた文人たちの柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤らが移住していました。そこでは、柳宗悦夫人の兼子さんが作るハイカラな「カレー」が食されていたと記録にあります。それを現代に合うようにレトルトカレーにしたものが「白樺派のカレー」です。

 生活文化学科では廃棄されるトマトを使用して「トマトジャム」の商品開発をしました。レトルトカレーに入っているチャツネの代替品としてこのトマトジャムを白樺派のカレーチキン味に入れたものが「白樺派のカレー川村学園女子大学version」です。レトルトカレーなので、賞味期限が2年半と長く、調理済みなので温めなくても食べる事が出来、非常食としても優等生です。

 

 生活文化学科では、今後も地元農家さんと協同し、地産地消・地域貢献に役立ち、食品ロスの減少につながり、地球環境に優しい商品開発を進めて参ります。