-観光文化実践-
本学科の特徴でユニークな授業「観光文化実践」。学生が観光地や観光事業者を自ら訪ね、自分の目で確かめることで、教室での理論の学びを深めています。各教員がオリジナルの授業計画を立てていますが、今回は「観光文化実践Ⅵその①」を紹介します。
「観光文化実践Ⅵ」の授業では、「江戸名所図会」に登場する目白周辺の名所を巡る第1回目のフィールドワークを行いました。
事前の授業で、現在の目白不動が金乗院に移設された理由や、そこから南側一帯の、宿坂、面影橋、姿見橋、氷川神社、南蔵院、右橋など、掲載された名所の密集エリアになることを確認していざ出発。
現在、「右橋」のあった場所には小さな交差点だけが残りますが、「どちらから歩いてきても進行方向右側に橋が見えた」という道筋そのものは、昔から変わっていないことがわかります。
旧右橋附近
また現地に行くことで、境内、参詣客ともに小規模な寺社も江戸名所図会には多く掲載されていたことも確認でき、当時の人にとっての名所とはどんなものだったのかを追体験するよい機会となりました。
現在の目白不動
次回は、目白通り北側に位置する雑司が谷の鬼子母神に行く予定です。さて、境内の規模や人の多さはどう変わるでしょうか・・・。(担当:山下 琢巳)