観光文化学科の専門教育科目の一つである「ブライダル事業論」は、ブライダル市場の概況や業界の構造、実務までを学ぶ授業です。毎年、ブライダル業界で活躍するゲストをお招きして講義を行っていただいていますが、今年は、ブライダルの写真や映像の専門会社であるジュノー株式会社にお越しいただきましたので、その様子をご紹介します。
ジュノー株式会社(横浜市都筑区)は、ブライダルやお祝い写真や映像の制作会社として数多くの式場で仕事をしていることにくわえて、大卒で未経験でも様々な研修を経てカメラマンや映像制作のプロフェッショナルを育成していることが特徴です。
実際の披露宴で撮影した写真や七五三や成人式のアルバムを持参していただきました。若手ながら賞を受けた社員も数々いらっしゃるとか。その後、新郎新婦との打ち合わせから制作、納品までの一連の流れや制作する上でのポイントを解説いただきました。ジュノーの若手社員の方から大学卒業から就職にいたるまでの経緯や未経験でありながら入社して技術を習得していった過程をご説明いただきました。趣味として写真を楽しんでいる学生もいるので自分の事として考える時間となったことでしょう。ジュノーは、産休や育休の取得率が大変高く女性が活躍している職場であることを創業者である飯岡相談役からご説明をいただき、また、婚礼のカメラマンや映像スタッフとして仕事をする喜び、ブライダル産業には多くの専門職の方々が関わっている現状を解説いただきました。
■学生の感想の一部をご紹介します。
・カメラマンは一日中、メイクルーム、挙式・披露宴までカメラをまわすことで、新郎新婦の幸せの手助けができる素敵な職業だと思った。
・当日、撮った2,000枚の写真から400枚に絞ることも印象に残った。
・ブライダル産業は、お客様と直接に深くかかわる仕事なので他の職業にはない良さがあるということに気づいた。
・「後で見返して思い出となるものである、という点を事前に想像しておくことで良い写真が撮れる」という話が印象に残りました。
・写真を撮ることが好きなので気になる職業の一つとなりました。
ジュノー様には資料や機材を持参いただき、学生の理解や興味もより深まったことと思います。ありがとうございました。(担当:山田 祐子)