【ゼミ紹介】-パレスホテル東京を見学-山田ゼミ・2年生

観光文化学科の2年生ゼミ(観光文化入門演習)では、観光に関連する様々なテーマを教員毎に設けています。宿泊産業経営をテーマにする山田ゼミで見学授業を実施いたしましたので、その様子をご紹介します。

今回の見学先は、株式会社パレスホテルが運営する「パレスホテル東京」。フォーブス・トラベルガイド2024において最高評価の5つ星を獲得するホテルです。5つ星ホテルが考えるホスピタリティの解説を受けながら館内を案内していただきました。
パレスホテル東京の客室の大きな魅力の一つに、皇居外苑を眺めることができる客室からの眺望があるのではないでしょうか。学生は自らバルコニーへ出て眺望を確かめました。景観をいかして都市部のホテルでは数少ないバルコニーを設置していることも戦略の一つであることを学びました。館内にはレストランやショップをはじめ多くのサービスがありますが、できる限りお客様へ直接、ご案内をするように心掛けています。あえて顧客との接点を増やすことで顧客の高い満足度に繋げている点を学びました。会議・宴会スペースや神殿も見学させていただきました。婚礼をはじめ大きな会合を開くには数多くのスタッフの力が必要であることを学びました。

・お客様が周囲を見回していたら自分から近づき声をかける、と仰っていたので、私も判断能力や察する力をつけたいと思いました。判断能力は授業内でも培われるものだと思っているので、しっかりと授業を聞き先生が発言などを求めていたら積極的に発言したいと思いました。
・館内案内を受ける際の言葉遣いや抑揚などの工夫によって、人の話し方から感じる温かさや居心地の良さを感じた。学校生活を送るにあたって発表する際や外部の方とのコミュニケーションの際に話し方のマナーや心遣いに感じたことを活かしていきたい。
・ワーケーションは、都市から離れた観光地で主に行われていると思っていました。しかし、都心のホテルでも、利用客の傾向からワーケーションと捉えることもあると気づきました。ワーケーションは、自然を生かし、新たな観光行動の1つになると考えます。そのため、ワーケーションについて知識を深めたいと思いました。

学生は2年生ですので自身の将来像を描けるまでには時間がかかることでしょうが、宿泊業が選択肢の一つになればと思いますし実業を知るきっかけになればと思います。パレスホテル東京様、お忙しい年末にありがとうございました。(担当:山田 祐子)