12月上旬、3年生が選択する「日本史演習」の(1)古代・考古と(2)中世と(3)近代の3クラス合同で、文学鑑賞教室に行ってきました!
普段は「国立劇場」で開催されているのですが、今年の10月より改装工事がおこなわれているため、「シアター1010(センジュ)」での開催となりました。(大学からは近くなりました!?)
今回は集合写真が撮影できなかったので(涙)、会場に貼られていたポスターの写真を載せておきます。
文楽とは、人形芝居と浄瑠璃と呼ばれる音楽が融合してできたお芝居です。
伝統芸能と聞くと、「何だか難しそう~」と思うかもしれませんね。
でも、元々は庶民のためのエンタメでした。
時代考証無視のアクション時代劇から江戸時代の庶民を主人公にしたお話まで、何でもあり!の世界です。
ただ、江戸時代の言葉で上演されるので、何を言っているかはちょっと難しい・・・。
そこで今回は、初めての人、慣れていない人のための解説付きの鑑賞教室に行ってきました。
最初に、まず「団子売」という短めの作品が演じられ、その後に出演者の方の解説がありました。
そして本格的な「傾城恋飛脚(けいじょうこいひびきゃく)」の鑑賞しました。
☆ 実際に観た学生の感想です ☆
・あらすじを読んでから見るとお話がよく分かったので、最後まで安心して楽しむことができました。
・字幕を見なくても人形の表現でなんとなく話の展開や内容がわかり感動しました。
・音楽、語り手など視覚だけでなく、聴覚などを駆使して物語を創り上げる技術は現代の技術で出せる味ではないなと思いました。
【人形について】
・人形を人間であるように動かす技術に驚きました。
・今回初めて文楽を見てみて“人の手”で人間味を出す技術に圧倒されました。
・3人程で操っていたので、人形の動きが細かく、人形が本当に動いているように見えました。
・3人でひとつの人形を合わせて動かすのは大変だろうけど、違和感なく動かせるのがすごいと思った
【作品について】
・『団子売り』のような明るい場面では人形でしかできない表現があるため見ていて面白かった。
・傾城恋飛脚では父が子を想って嘆く表現が本当に嘆いているようでとても印象に残りました。
【実際に鑑賞してみて】
・今までテレビで見たことはありましたが、鑑賞するのは初めてでした。実際に鑑賞をして、驚いたことに映 画を見ているような感覚になり、人形が生々しく動きているような錯覚を覚えました。生で鑑賞した空気感がそう感じさせたと考えると、実際に 鑑賞をする大切さが感じられ、とても良い経験になりました。
*貴重な経験になったようですね!