史学科の4年生のゼミでは、希望者が多い場合、ゼミ旅行を開催することがあります。(強制参加ではありません!)
1月から3月の間は、ゼミ旅行記を連載していく予定です。
まずは西洋史の原田ゼミの北海道旅行(札幌・小樽)編です。
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1日目:飛行機が午後の便しか取れなかったので、この日に参加者全員が卒業論文の中間報告をおこなうことにしました。
ホテル到着後、16時半からスタートして、休憩をはさみながら21時頃まで、夏休み中に調べた内容を報告していきました。
一気に7人分の報告を聴いたので、みんな最後にはへとへとになってしまいましたが、報告のご褒美として先生からROYCEのチョコレートをもらって少し体力を回復。
その後、夜ご飯を食べにとあるラーメン屋に路面電車に乗って向かいました。
きらきらした街に木の床の列車が走っているのは不思議な感覚でした。
2日目:まずクラーク像のあるさっぽろ羊ヶ丘展望台へ行きました。観光客をしり目に草を食べる羊の先には広大な北海道の景色が広がっていました。
クラークポーズで写真を撮った後は小樽へと向かいます。
小樽では運河沿いのお寿司屋でおなかを満たした後に、小樽芸術村でお勉強の時間です。
小樽芸術村は西洋美術館・ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店・似鳥美術館の4つの美術館・博物館で構成されています。
小樽芸術村で最も印象深かったのは、色鮮やかなステンドグラスたちです。
技法や華やかさにも感動しましたが、西洋史ゼミらしくみんなでいろいろと意見を交わしながら見学しました。
小樽で最後に向かったのは北一ヴェネツィア美術館です。
水の都といわれるヴェネツィアの中世貴族の生活の様子と、一階には大きなゴンドラが展示されていました。
こんな派手な色の中で生活していたの?と疑いながらも、食文化を卒論のテーマにしていた学生は有意義な情報をゲットしていました!
2日目の夜は、札幌に戻ってから待ちに待ったジンギスカンとビールでした。
3日目は札幌観光を予定していましたが、北海道では珍しい大豪雨。雷まで鳴っていて、当初の予定を大幅に変更することになりました。
まず向かったのは時計台。開拓の様子や時計台の仕組みなどじっくりと見学しました。
その後は自由行動で、希望者は北海道博物館に行きました。
北海道博物館ではアイヌの文化にも触れることができ、今までの見学とは異なる北海道の一面を発見しました!
ここで早くも北海道とお別れの時間です。
私たちの代は1年生の頃からコロナ自粛で、同期とのかかわりも希薄でした。
そのような中で企画した北海道旅行。正直楽しく行けるか不安な面もありましたが、最初から最後まで本当に楽しい旅でした◎
※詳しくは2024年3月に刊行される史学科の雑誌『あしたづ』第30号に掲載されます。