2024年10月21日~28日まで、他大学の研究者たちとともに、本学生活文化学科教員もスペインのバスク自治州の幼・小学校、中・高等学校、大学、そしてカタルーニャ自治州の成人学校等の視察に行ってきました。
今回はバスク自治州についてご紹介します。
いかにもスペインらしいカラフルな小学校でした。
こちらは創立130周年を昨年迎えた公立の小学校です。小学校とは思えない荘厳な外観ですよね。
多様な人がいるという前提の下で、学校の教育目標は「子どもたちが幸せに暮らしていくこと」だそうです。
広い教室の一角で先生と国籍も人種も多様な児童たちが話し合いを行っていました。
子ども同士がけんかになったときにはクールダウンして、二人で話し合う椅子が置いてありました。
中学生が卒業旅行資金集めのため、中学校校舎入り口で手作りのお菓子を販売していました。
スペインではAmuerzo:アムエルソまたはalmuerzo:アルムエルソと呼ばれる11時のおやつの時間があります。スペイン風オムレツやピンチョス、サンドイッチなどで、もてなされました。
そして、スペイン料理といえば、パエリアですよね!
モンドラゴン大学の先生方とは、バスクのインクルーシブ教育についてのディスカッションを行いました。とても有意義な時間でした。
スペインの日常生活は、朝9時ごろから働き始め、11時に間食の時間があって、14時~16時までが昼食タイム、そして16時~18時ごろまで働いて、あとはゆっくり家族とともに過ごすようです。
何とも優雅な生活ですよね! にもかかわらず、訪れたバスク州の一人当たりのGDPは日本の一人当たりのGDPよりも高いので、びっくりです!
なんだか、日本人の働き方や生活のあり方も考え直した方がよさそうです。
そんなことも学べるのが生活文化学科です。ぜひ一度見学にいらしてください。