後期(9-1月の授業)に入ってから、3年生の授業 日本史演習(1)(2)(3)合同で第56回文楽鑑賞教室に行ってきました。
文楽とは、現在では人形浄瑠璃を意味します。
人形浄瑠璃とは、音楽(=浄瑠璃)と組み合わさって演じられる人形芝居のことです。
そして、なんと1体の人形を3人で操作しています。
そのためかなり複雑な演技が可能です。
今回の演目は、「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこひのひがこ)」と 「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」でした。
☆学生の感想☆
~初めての体験!~
・初めて文楽を見て、人形が思っていた以上に違和感無く人のように動いていたので驚きました。
・遠くからでも人形の繊細な動きが伝わってきて、ひとつひとつの人形に手が込んでいると思いました。
・今まで映像では見たことがあったけど実際に見たら、想像よりも人形が大きく関節の動きがリアルで驚きました。
~無形文化財の理由は~
・人形浄瑠璃は、歌舞伎よりも劇に参加する人が多く、人形師でなければ繰り返すことが難しい動作をスムーズにこなす必要があるため、無形文化財として歌舞伎や能と共に登録されている理由がしっかり分かる舞台だったと思います。
~作品に対する感想~
自分が咎められてもいい覚悟で罪を犯す決断をした八百屋お七と団七九郎兵衛。
善と悪が交差する世界で、誰かのために手段を選ばないことに葛藤する姿は、現代のラブサスペンス作品などもつながってくることでしょう。
~そして、こんな感想も~
同じ演目を現在歌舞伎でも行っているようなので、そちらと比較して観てみたいなと興味を持ちました。
貴重な体験だったようです!