-観光文化実践-
本学科の特徴でユニークな授業「観光文化実践」。学生が観光地や観光事業者を自ら訪ね、自分の目で確かめることで、教室での理論の学びを深めています。各教員がオリジナルの授業計画を立てていますが、今回はSDGsプロジェクト・産学連携「観光文化実践Ⅸ」をご紹介します。
本講座は、株式会社サンシャインシティが東池袋エリアの活性化と回遊性向上を目指し開催するプロジェクト「Sunshine City PLAYPARK(サンシャインシティプレーパーク)」において、履修生自らがワークショップの企画(テーマ:SDGs)と運営を行う校外学修型プロジェクトです。
昨年に続き、造園・緑化の企画・設計、施工、維持管理などを行う西武造園株式会社(豊島区長崎)と共同出店するという機会に恵まれ、「環境教育」をテーマに11月2日にワークショップを企画運営します。
ワークショップで使用する植物は「葛」。葛の根は「葛湯」や「葛餅」として活用され有用な植物とされていましたが国内では、新薬の発達、里山の荒廃が進み、その繁殖力の強さから電柱に巻き付き、グリーンモンスターと呼ばれるやっかいものになってしまいました。また、北米大陸では人間によって持ち込まれ、侵略的外来種として指定されています。ワークショップでは、葛が増えてしまったことをわかりやすく解説された紙芝居を用いながら、葛を使った遊びを通じて参加者へ自然や環境への興味を引き出していく予定です。
先日、学生が自ら葛を採取してきましたので、その様子です。(担当:山田祐子)
葛を採取したのは西武造園が管理運営する元町・中華街駅直結のアメリカ山公園
採取した葛は葉を落とし蔓だけにします。
蔓を丸くして葛ボールの出来上がり!