この授業の目的は外食産業の歴史的変遷と現代の態様を学ぶことで、ホスピタリティ産業のひとつである外食産業の構造や特性について理解することです。また、観光庁がおこなった「訪日外国人の消費動向調査」によると、訪日客の来日の最大の理由は「日本食を食べること」で、実に回答者の70.5%がそのように答えているといったデータもあります。この理由を業態別のプレゼンテーション(発表)を通じて学修していきます。
〔到達目標〕
(1)外食産業の事業特性を事業者ごとのミッションステートメント、経営戦略(全社戦略・事業戦略・機能別戦略)から理解することができる
(2)訪日外国人(インバウンド)の来訪目的の1つである日本食について、洞察することができる
このような目標・目的のもと、各回の授業においては「ファミリーレストラン」「回転すし」「ハンバーガーチェーン」「定食屋」などの業態別に履修者が興味や関心のある〈よく食べに行く(笑)〉お店についてプレゼンテーションをおこないます。自身のプレゼン力が高まることはもとより、他の履修者の発表から競合店の事業戦略を学ぶことが出来ます。そしてこの学びは就職活動における企業研究に役立ちます。
学生のプレゼンテーションの様子です。
履修した学生のコメントです。
「いつも行くお店を企業として見ると、このような努力をしていることを学んだ」
「時代や社会状況により、価格やお店の種類も変化していることがわかった」
(担当:櫻井 正)