2025.08.04
幼児教育学科

【2年生 保育内容領域縦断カリキュラムー「環境」「子どもの食と栄養」ー】~ジャガイモを育てて幼児のおやつ作りに挑戦しました~

すっかり梅雨が明けまして、Kawajoキャンパスもセミの声が元気にこだましています。

今回は、先月に引き続き2年生の授業の紹介です。
『環境』の授業では、キャンパス内にある畑を耕し、整地し、種や種芋を植え、肥料を与えながら、草取りをし、収穫するまでの育ちの過程を体験しました。
今年は、ルッコラとチンゲンサイ、じゃがいもを育てました。

ルッコラとチンゲンサイはサラダやスープにしていただきました。

そしてじゃがいも(きたあかり)は、昨年度に増して大豊作。

学生たちは、はじめは土を触ることや様々な生き物(カエルやカマキリ、バッタなど)は苦手な様子もありましたが、冬から春、夏と季節が変わるごとに、草木や自然の変化に驚き、変化を楽しんでいる姿もありました。

野菜を育てることを通して「こうしたらいいかな」「もっとこうするといいかな」と自然に相手を労る気持ちや思いやりの心も芽生えました。
子どもの命を守る保育者にとって大切なこととは何か...一人ひとりが直接体験しながら感じることができドキュメンテーションとしてまとめ発表しました。

そして『子どもの食と栄養』の授業では、収穫したじゃがいもを使い、クッキング保育を想定して「いももち」を作りました。

学生たちは小中高の調理実習では、用意された食材や調理器具を用いて調理をした経験が多かったと思いますが、今回は調理器具も何を使うか一から自分たちで考え、計画を立てました。
保育者の立場で調理手順を考え、活動の目的を達成できるように自分たちの考えたやり方で調理をしました。

じゃがいもを加熱する際は、茹でた班と電子レンジで加熱した班がありました。
芋をつぶす工程では、ボウルに芋を入れてマッシャーでつぶす班、ジップロックに入れて手でつぶす班など、様々でした。

完成したいももちを美味しくいただいたあとは、保育計画の振り返りと改善案を出し合い、発表しました。
このように授業間連携をすることによって、授業同士のつながりや授業プロセスの大切さを味わいながら、主体的な学びのおもしろさを学生自身が体感していました。

次号は、教育実習と施設実習を終えた学生たちの様子を掲載したいと思います。