史学科ニュースは前回に引き続き、西洋史の原田晶子先生のサバティカル日記をお送りします。
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今年の1月から2月にかけて約1か月間、オーストリアの首都ウィーンと
ドイツの数都市で史料集めをしてきました。
原田先生はもともと南ドイツのニュルンベルクという都市の中世後期の都市と
教会の関係を市民の寄進から分析していますが、
現在は神聖ローマ帝国の帝国宝物について調査しています。
神聖ローマ帝国の帝国宝物(王冠や宝剣などの品々)はニュルンベルクで保管され、
15世紀から16世紀はじめにかけて毎年一般公開されていたからです。
そのため、ドイツだけでなく、現在、帝国宝物が保管・展示されているウィーンでも調査を行いました。
今回は主に、ウィーンの文書館、先生が博士号を取得したエアランゲン大学の図書館、
ニュルンベルクの文書館で史料や文献の調査を行ってきました。
途中、見本市(メッセ)の開催でニュルンベルクのホテル料金が大幅に値上がりしていた期間は、
北ドイツ(ベルリンとハンブルク)に滞在しドイツ人の研究者と会ったり、
ニュルンベルク以外の文書館を訪れたりしました。
1か月と聞くととても長く思われるかもしれませんが、調査旅行だとあっという間でした。
帰国後、海外の情勢が緊迫化するニュースが続きました。
海外を研究対象とする研究者にとって、現地で調査できることは何よりも大切です。
いつでも、どこへでも自由に行ける世界であってほしいと、切に願わずにはいられません。
