2025.09.30
史学科

【授業紹介】文献購読演習

後期が始まって2週間が経ちました。
今回は後期に開講されている授業のひとつ、「文献購読演習」を紹介します。

「文献購読演習」は史学科2年生の必修科目で、
3年生のゼミで歴史学の専門的な本を読む準備として、一般向けの新書やブックレットを輪読しています。

今年度は大西克典先生と長﨑健吾先生の2つのクラスに分かれ、
それぞれ下記の文献を輪読しています。

大西先生のクラス
・橋場弦『古代ギリシアの民主政』岩波新書、2022年
・濱忠雄『ハイチ革命の世界史: 奴隷たちがきりひらいた近代』岩波新書、2023年

長﨑先生のクラス
・加瀬直弥『古代の神社と神職 神をまつる人びと』、吉川弘文館、2018年
・松沢裕作『自由民権運動 〈デモクラシー〉の夢と挫折』、岩波新書、2016年

毎回の報告者は自分の担当範囲について分からないことを調べ、
レジュメを作成した上で授業に臨みます。
それ以外の学生も本をしっかり読み込んで疑問点などを考えておき、質疑応答に加わることになります。

事前の準備は少し大変ですが、大学で歴史を学んでいく上で必要不可欠のトレーニングになっています。
学生の皆さんには授業を通じて興味のあるテーマを見つけるとともに、
本の内容について自分で調べて考えることの大切さを経験してもらえればと思います。