【授業紹介】観光文化実践Ⅱ~豊島区の景観を学ぶ~

2025.06.23
観光文化学科

-観光文化実践-
本学科の特徴でユニークな授業「観光文化実践」。学生が観光地や観光事業者を自ら訪ね、自分の目で確かめることで、教室での理論の学びを深めています。各教員がオリジナルの授業計画を立てていますが、今回は「観光文化実践Ⅱ」を紹介します。

観光文化実践IIでは「東京の景観・観光まちづくりフィールドワーク」というテーマで《豊島区景観形成特別地区》周辺のフィールドワークをおこなっています。

今年度もこの地区の景観形成基準(建築物や色彩などについて)を事前に学び、現地で周辺の観光スポットを含め、景観、バリアフリー、情報の整備などを全4回のフィールドワークで観察調査します。

先日、第1回神田川沿川、第2回雑司ヶ谷地域に行ってきました。

第1回 神田川沿川
目白から神田川に向かう途中に急勾配の「のぞき坂」がありました。

目白の地名の由来になった目白不動のある金乗院もあります。

神田川沿いの遊歩道や橋を歩きながら、景観の整備などについて観察しました。

「通ったルートにコンビニがなかった」「川沿いのカフェが川に正面を向けて建っている」など現地ならではの気づきもありました。

第2回 雑司ヶ谷地域
フィールドワーク当日はあいにくの雨でした。
まずは鬼子母神堂へ。外国人観光客の方も来ていました。
隣接する武芳稲荷の鳥居がとても鮮やかでした。

「水はけが悪く歩きにくいところがあった」などは雨天ならではの観察です。
鬼子母神大門ケヤキ並木通りの周囲はカフェが多くあり、休日などのにぎわいが想像できます。
ここでは建物の通りに面した部分のみが改修されていることに気づきました。

フィールドワークはあと2回実施します。フィールドワーク終了後に学生自身で撮った写真、地図やイラストを駆使して「景観・観光ガイド」を作成する予定です。(担当:高山啓子)