4年生の夏休み 卒業研究

川村学園女子大学の夏休みは9月の中旬まで。4年生にとっては、学生最後の夏休みです。

就職活動やアルバイト、旅行や趣味も楽しみたい学生たちですが、卒業研究もコツコツとがんばっています。

今回は、卒業研究に取り組む3人の学生の姿をお伝えします。

 

保育士を目指すTさんは、「子どもの遊びを研究したい」と3年生の頃から論文や書籍を読んでいました。子どもの頃の遊び経験が大学生の自分に何か影響を与えているのではないか、と考えたことがきっかけで、遊びの経験と非認知能力の関連を調べることにしました。

昨今、テレビなどでも多く取り上げられるようになった「非認知能力(社会情動スキル)」とは、学力とは異なる能力で、自分や他者に関する考え方や態度などのスキルのことです。Tさんは、そのなかでも「自制心(自分を制御する力)」を取り上げ、質問紙(アンケート)を作成しました。

9月の上旬、まだ夏休みの最中ですが、学科イベントに集まった学生たちに調査の依頼を行いました。

 

 

保育実習・教育実習を経て、幼児の歌唱指導に興味を持ったKさんは、学生研究室で黙々と執筆を進めていました。

元気のいい子どもたちは、ついつい大声での歌唱になりがち。本来、歌の持っている表現の豊かさを指導するのは難しいといいます。Kさんが実習を体験した園では、歌のイメージの絵を見せるなどの工夫も行われていました。

これから保育園での歌唱指導の場面を観察し、結果をまとめていく予定です。

卒業後は、音楽教育に力を入れている私立保育園に就職する予定。卒業研究の成果が活かされそうです。

 

 

ゼミ室で観察データの分析について、相談をしているWさん。

Wさんは、子どもの頃からピアノや打楽器などの楽器に触れる経験体験に恵まれていたといいます。その経験を通して、乳児がどのように音を聴いているのか、どのように音に反応するのかについて、調べてみたいと思いました。

夏休みを利用して、保育所の乳児クラスで10回のビデオ観察を行いました。乳児の行動を文章で記述するほか、量的な解析もできないかとアノテーションソフトELANの使い方を勉強中です。

 

 

卒業論文の提出は12月です。

初めて行う研究、初めて書く論文は、わからないことが多くて大変ですが、みなさん真剣に取り組んでいます。

 

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幼児教育学科 多様な〈ひと・もの・こと〉に出会うカリキュラム