観劇②:劇団四季『アラジン』

国際英語学科では、1・2年生を対象に年に1回、観劇会を行っています。今年度は1年生が11月、2年生が12月に劇団四季の演目を鑑賞しました。今回は2年生(と単語テストでがんばった3年生)が12月に鑑賞した『アラジン』(新橋:電通四季劇場[海])の様子をご紹介します。

観劇後、残ったメンバーで集合写真

学生たちは、舞台装置や影絵やシルエットを巧みに用いた浮遊感、躍動感の表現、俳優さんたちの生の歌声とダイナミックなダンス、そして独自の作品解釈など、アニメ版とはまた違う魅力に引き込まれ、あっという間の2時間半でした。これを機会に、欧米の文化を理解するのに欠かせない舞台芸術の伝統に目を向けてもらえればと思います。

客席で一緒に

以下に、学生が鑑賞後に提出したレポートから一部抜粋します。

◎ストーリーや歌のすばらしさはもちろんのこと、すべてのセットが、小道具の細部に至るまで意識されている点にも感動した。市場でアラジンが逃げるシーンでは、一瞬、彼が捌けるたびに場面が変わり、実際に広い場所を走り回っているように見える点に感動しました。他の小さな劇場では、セットを大々的に入れ替えての場面転換を行わないこともあるので、想像力を使うまでもなく雰囲気が変わる点がすごい。

◎バックダンサーなどの脇役の方々がたくさんいるように見えたが、最後の挨拶時に登場したのは想像よりもはるかに少人数のキャストで、早着替えや1人何役ものお芝居をしていたことに気がつき、驚いた。

◎舞台芸術の面では、建物の動きと役者の方たちの動きにしっかりと連動していたのがすごいと思った。また、物語の要になるジーニー役の俳優さんの声やしぐさが映画のジーニーそのままだったことで、物語に没入できた。ちょっとしたアドリブもさすがの演技力でリピーターが増える要素の一つだなと感じる。そして、魔法の絨毯の演出にも、もちろん感心した。 長い上演時間、役者さんがあれだけ歌って踊っていられる体力にも驚いたが、そもそもの歌唱力がすばらしく、とても感動した。

『アナ雪』とは違って、開演前のステージは「赤」

リピーターの学生がほとんどだった今回、学生はそれぞれお気に入りのポイントを作って鑑賞していました!来年度もこうした観劇会を続けていきたいと願っています。

(A. Koizumi)