観光ビジネスの現場で学ぶインターンシッププログラム~ 観光文化実践Ⅷ(前期)&Ⅹ(後期)~

 本学科の特徴でもありユニークな授業が揃う「観光文化実践」。今回は、前期・後期を 通して学ぶ、「観光文化実践Ⅷ (前期)& 観光文化実践Ⅹ (後期)」をご紹介します。

 ホテル(都会型/リゾート型)、航空会社、旅行会社、等などの観光ビジネスを担う企業で就業体験をすることにより、観光を支える企業の“現場力”を肌で感じ、将来、自立した社会人となるために、残りの学生生活で取り組むべき自分自身の課題を見つけることを 目標としています。
 前期Ⅷで企業・業界研究や地域研究,社会人として身につけておくべきマナーや心構えの修得など,事前の準備学修を十分に行った後、夏休みの実習に臨み、後期の実践Ⅹで事後の振り返りと成果のまとめを行います。

 本夏、都内ホテルのインターンシップへ参加した学生の様子を一部ご紹介しましょう。

■インターンシップ概要
・企業名  日本ホテル株式会社 ホテルメトロポリタン(営業企画部)
・実習期間  8/1~8/13(うち9日間)
・実習内容 ホテルの広報活動における補助的業務
宿泊型推理イベント「ミステリーナイト」の準備(座席表・会場内サイン作成・配布資料作成など)ミステリーナイト当日案内、アルバイト募集に向けた企画書作成、求人用写真撮影、北海道フェア用POP作成、打ち合わせ同行、プレスリリース用写真撮影など。

宿泊型推理イベント「ミステリーナイト」の準備 


北海道フェア用POP作成 

■学生インタビュー
-一番深い学びは何ですか?新しく発見したことはありますか?
「ホテルの広報企画業務を行ううえで重要となるのは、他部署との連携であると感じました。実際に業務に携わらせていただくなかで、自分がこれまでイメージしていたよりはるかに他部署との情報共有や、連携が行われている場が多くありました。
 1つのイベントを開催するにあたり、こんなにも多くの方が携わっていること、ハプニングが起きてしまった際には誤解を招かぬよう、情報共有を徹底すること。企業にとっては、当たり前のことであるのかもしれないが、私にとっては新たな学びと発見でした。」

-今後の学生生活のなかで活かしていきたいことは何ですか?
「ホテルメトロポリタンでは、ミステリーナイト、Suicaペンギンをモチーフにしたランチビュッフェ、トレインシュミレータ―などJRグループであることを最大限に活用した宿泊プランを提供しています。そのため、長年メトロポリタンのファンである人が多いことが印象的でした。万人受けするプランでなく、ターゲットとしている層のニーズに最大限に応える力と、ファンを飽きさせない新しいクリエイティブな発想が重要であることを学習しました。そのため、今後は、学内でプレゼンテーションや企画を行う際にも相手のニーズを考え、情報収集や他者比較を徹底していきたいと考えています。
 就職活動を行う際にも希望する企業の求めている人物像や、競合他社との違いなどを分析することは必要不可欠であるため、インターンシップで学習したマーケティングの基礎と準備を徹底する姿勢を今後活かしていきたいと思います。」

この授業では、都内ホテルの他にも、リゾートホテル、旅行会社など、様々な観光事業者をインターンシップ先としています。今後も、他のインターンシップ先をご紹介していきますのでお楽しみに!