4年間の学び

1年次日本文化の学び方の基礎を身につけます。まず疑問点の整理と解決方法から。
何をどのように調べるかを学びます。

古典文学概論

千野 裕子

古典文学の「研究」とは、具体的にどのようなことをするのでしょうか。この授業では、『源氏物語』の宇治十帖を例に、作品を分析するための様々な視点を紹介していきます。「楽しむ・味わう」から「研究」へ、はじめの一歩を踏み出します。

  • 日本文化入門
  • 日本文学史
  • 日本語学
  • 日本の美術(1)
  • 日本の民話・神話

2年次日本文化のどの方面に自分の興味があるかを見定めます。
文学、言語、美術、民俗、伝統芸能のどれかに焦点を絞っていく時期です。

日本の美術

眞田 尊光

日本では縄文時代から現在に至るまでに、陶磁・漆工・金工・木工・染織など、さまざまな分野の工芸品が優れた技術によってつくられています。この授業では、それらの工芸品に関する基本的な知識や伝統的な制作技術について、実物資料や写真・映像を通して学びます。

  • プレゼミナール
  • 日本文学と女性
  • 日本語の歴史
  • 日本の漫画・アニメ文化
  • 日本の祭りと儀礼
  • 国語科教育法1・Ⅱ

3年次これまで学んだことを活かし、テーマを設定し、論理的にまとめ、卒業論文を完成させます。
達成感を味わいましょう。

日本語教育演習
(日本語教育実習を含む)

長崎 靖子

日本文化学科では外国人に日本語を教える「日本語教員養成コース」を設置しています。コースの中では、日本語に関する様々な知識を学びます。3~4年次に行われる「日本語教育演習」では、提携先の日本語学校で、留学生に対する実習授業を行います。

  • 日本文化専門演習
  • 国語科教育法Ⅲ・Ⅳ
  • 日本語教育演習

4年次興味をさらに掘り下げます。同時にゼミはかなり専門的になるため、
創意・工夫を凝らした研究方法を身につけていきます。

文献演習

山名 順子

文献演習では、学生それぞれが興味に応じてテーマを定め、文献・資料の調査や口頭発表を含めた総合的な研究作業を行います。各自の研究課題にまつわる文献から得た豊かな情報を丁寧に整理・分析して、相互批評を行いながら、より良い卒業論文の完成を目指します。

  • 卒業論文
  • 特殊研究
  • 文献演習

カリキュラム

人材育成目標

「和」の心を基盤に、理論と実践の両面から日本文化を理解し、世界に向けて日本文化を発信できる人間の育成を目指す。

カリキュラムの特色

日本文学・日本語学・日本美術・民俗学・伝統芸能という様々な角度から、総合的に日本の文化を学びます。また理論を学ぶ科目だけでなく、実際に日本文化を体得するために、六種の実技科目が設けられ、実践的に日本文化に触れることができることも魅力的な特色です。

  • 必修科目(22単位)   選択必修科目(46単位以上)   選択科目(30単位以上)

カリキュラムは2019年度のものです。
掲載内容については変更する場合があります。 *必修科目

カリキュラム

カリキュラムの3本柱

2つの分野
専門教育科目は、【日本文学・日本語学系】と【日本美術・民俗学・伝統芸能系】に分けられます。【日本文学・日本語学系】の科目では、古典から現代までの文学作品に触れ、また日本語に関するさまざまな知識を学んで、日本の言語文化への理解を深めます。【日本美術・民俗学・伝統芸能系】の科目では、美術や伝統芸能、さらには日本の風俗や生活文化を学び、芸術や宗教などを含めてさまざまな角度から日本文化について探求します。
実技科目と演習科目
【実技科目】カリキュラムの大きな特色の一つは、書道、日舞、茶道、華道、日本画、能の仕舞・謡いなどの実技科目が充実していることです。実技科目では、自分の体を使ってそれらの実技を学ぶことで日本文化を身をもって体感できます。【演習科目】もう一つの特色は、1年次の基礎ゼミナールから始まって4年次の文献演習まで、切れ目なく演習科目を履修する仕組みになっていることです。演習科目では教員のアドバイスのもと少人数で研究の仕方を丁寧に学び、仲間との討論を通じて自分が関心を持つテーマに関する研究を深めていくことができます。

卒業研究テーマの一例

  • 『源氏物語』宇治十帖における雨
  • 『古今和歌集』の小町歌
  • 映画翻訳から見た日本語の特徴
  • 「大丈夫」の用法の変化について
  • 夏目漱石『琴のそら音』における「光」の表象
  • 森鴎外の戦略 ―『高瀬舟』における安楽死―
  • 歌川国芳筆「源頼光公館土蜘蛛作妖怪図」について―特に国芳の改革批判に着目して―
  • 「源氏物語絵巻」について―物語本文と絵巻の差異に注目して―
  • 「トイレの花子さん」のイメージについての一考察 メディアの表現とその受容
  • 産育習俗と死産児をめぐる習俗の共通性—胞衣を手がかりに―