【オープンキャンパス体験授業報告】2023年2月23日

2月23日(木)のオープンキャンパスにご来場いただきありがとうございました。

生活文化学科の体験授業では2年生必修科目「家族関係学」の授業の一部「家族ってなに?その成立から現代まで」の講義を実施しました。

高校2年生、3年生、そして保護者など多くの方が授業に参加してくださいました。参加してくださった皆さまありがとうございました。

まずは、生活文化学科オープンキャンパスアドバイザーのKさんによる学科紹介です!

どのように志望大学を決めていったか、その頃考えていたことやそれが現在にどうつながっているかなど先輩の経験談に、参加した皆さんは熱心に耳を傾けていました。

生活文化学科の学びの広さ、楽しさなどを実感していただけたのではないかと思います。

 

体験授業では、私たちにとってあまりに身近で普段考えることもない「家族」について、自分にとって家族とはなにか、そして、家族とは一体いつ頃できたのかについて考えていきました。

これまでの研究で、家族とは人類の歴史700万年以上もの昔から存在したであろうことがわかってきました。食べものを分け合うことで相手と心を通じ合わせようとしてきた人類の祖先たちは、自らが大切に思う人と寄り添い、家族を形成していったと考えられています。

彼らは、家族と一緒に食べたり、寝たりと、共同生活を送りながら、共感したりお互いをケアする心、自己犠牲や利他的精神といった人間らしい心をますます発達させていくのです。つまり、「食べる」ことは単に生命や健康を維持するためだけでなく、「食べる」ことによるつながりから人類は家族や仲間をつくってきたといえます。

 「食べる」って不思議です。もっもっと知りたくなりますね!

 

生活文化学科では、食に関する調理実習や実験などの授業のほかに、このようにじっくりと思考を巡らす講義形式の授業もあります。食生活だけでなく、人間の生活、文化、社会について考えたり、生活課題、社会課題を探究しながら、社会学士としての教養を身に付けていきます。

生活文化学科では、栄養士の国家資格とともに、中・高等学校の家庭科教員免許を取得することもできます。家庭科は、衣食住生活、家族、子ども、高齢者、家庭生活、消費者教育、環境、共生教育など、人の一生の生活に関わる幅広い分野を扱う教科です。

生きること、生活すること、家族、文化や社会に興味がある高校生の皆さん、生活文化科で一緒に学びませんか?