本学科の授業「観光文化」は、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、江戸・東京の分野に分かれ、各地域を専門的に学習しています。今回は観光文化（江戸・東京）で実施した見学授業をご紹介します。
見学授業先は「自由学園明日館」。帝国ホテルを設計した建築家として知られるフランク・ロイド・ライドが手掛けた建築物として現存する貴重な場所であり重要文化財に登録されています。
池袋駅メトロポリタン口から歩いて5分という好立地でありながら閑静な住宅街にあり、本校の目白キャンパスからは山手線沿いに歩いても徒歩10分圏内！授業時間内に訪問させていただきました。
到着して、先ずは施設内を自由に見学。「自由学園明日館」は女学校として創立後、その本拠地は別の場所へ移動し、現在は、文化財として保存維持管理しながらも多様な事業を展開している先進的な企業でもあります。施設公開をはじめ、ブライダル、イベントスペース、地域住民への開放、カフェスペースや売店など、交流施設として多彩な活動をしておられます。
今回、ご講義をいただいたのは館長の福田様。建築の話からはじまり文化財を活用した事業展開のお話し。そして、建築物を訪ねる旅や観光の魅力までもご講義いただき、学生達も日頃の授業では聞くことのできない専門的なお話しに引き込まれていたようでした。
都内の文化財の活用事例。まだまだ学習の幅が広がっていきそうです。自由学園様、ありがとうございました。（y.y.）
