<学外授業>3年生の歌舞伎鑑賞!

 6月12日(日)、史学科3年生が国立劇場で開催中の「歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました!

 

 今回見た演目は「彦山権現誓助剣」です。

ほとんどの学生は初めて歌舞伎を観ましたが、事前に河竹登志夫氏の「歌舞伎─その美と歴史─」(独立行政法人日本芸術文化振興会)をもらっていました。

また当日も最初に歌舞伎役者の中村玉太郎さんの解説があったおかげで、動きや音一つ一つを楽しみながら観ることが出来ました。

 

 

 

 特に興味深かったのが音響という声もあり、全て生演奏、生声で行っている事を知らなかったので、舞台内に専用の席まで用意されていると知った時には声を出して驚いてしまった学生もいました!

(このような点はオーケストラ・ピットのあるオペラと少し似ている感じもしますね。※オペラは7月に2年生が鑑賞します。)

最初の方は役の心情があまり揺れ動きが無かったので穏やかな演奏でした、後半になり役の悔しさや悲しみを表現するような荒々しい演奏になり、ツケ(動きに合わせて音をつける)も大きくなっていったことで、より役の心情が伝わりました。

また、ツケのおかげで殺陣や動きにとても迫力がありました。楽器の音で、風など自然の音を表現するのもすごいところです。

そして、ところどころ笑えるポイントもあって、最後まで楽しく見ることができた。

 

♡学生のの感想♡

・歌舞伎はもっと伝統に沿った堅苦しいものだと思っていたけれど、実際に鑑賞してみると先入観に囚われていたことに気づきました。

・台詞が昔の言い回しなので話を完全に理解できたという訳ではないけど、とても面白かったです!

・伝統芸能が現代も生きていると言われていることがわかり、実感しました。

☆多くの学生が、ぜひ機会があればまた見に行きたいと思ったそうです。貴重な経験ができてよかったですね!